タイトル名
 
メーカー、ブランド名   総プレイ時間  

ゆきこいめると

 
FrontWing   20 時間前後  
                                           

シナリオ
  
グラフィック    音楽  
B+(23/30)    (16/20)    B(14/20)  

キャラクター
  
総合点数    個人的評価  
(24/30)    B+(77)    B+   


総評

主人公とヒロインが恋人に

なるまでのお互いに少しずつ

好きになっていく過程が多くの

個別ルートで描写不足だった

ように感じました。ただ、恋人に

なってからのラブラブな描写は

雪を溶かすほど のアツアツな

関係で、この辺りは満足して

います。後は大きな欠点も無く

グラフィックも良く、音楽も

及第点。キャラクターに

関しても個性豊かでそれぞれ

魅力的だと思います。ただ

やっぱり個人的には恋人に

なるまでの苦労や葛藤が

あるからこそ、告白が成功した

時のシーンの主人公やヒロインの

嬉しさが伝わると考えて

いますので、その描写が不足

している為、その部分のマイナス

評価がなければ個人的評価は

もう少し上でも良かったなと

思いましたね。


あらすじとプレイについて

ざっくりまとめると 冬が

大嫌いな主人公が豪雪地帯に

引っ越してきて、学院生活に

慣れてきた頃にふゆ部と言う

冬を愛する奇妙な部活の部員

たちに目を付けられてしまい

さあ一体どうなる?と言った

感じですかね。


総プレイ時間は 20 時間前後で

共通ルートは 2 時間半 から

3 時間で個別ルートについては

2 時間前後でたるひの個別ルート

のみ若干それよりも長めです。

たるひ、嘩音、雫里、雪姫の

4 人以外に個別ルートとはとても

呼べませんが、おまけが 1 つ

ありましてこちらは 5 分程度

ですが中々面白かったのでこれで

個別ルートを 1 本作っても

よさそうですね。攻略順に

ついては一応、雪姫を一番最初に

した方が、後々雪姫以外の個別

ルートをプレイした際に雪姫の

言動の意味が理解出来ると

思います。後は、たるひの個別

ルートがキレイにまとまって

いますのでこちらは最後に

プレイした方がいいですね。

それらを考えると攻略順は

雪姫→嘩音→雫里→たるひ の

順番がオススメです。ただ

そこまで重大な伏線と言う訳では

ないので、この順番以外でも

大きな問題は無いですけどね。

おまけについてはお好きな

タイミングでどうぞ。


シナリオ

共通ルートでは、ふゆ部の活動を

通じて冬に対する印象が少しずつ

変わって行く主人公とそれを見て

主人公に様々な想いを抱いていく

ヒロイン達を中心に描写して

います。個別ルートでは

ひたすらに主人公と恋人になった

ヒロインとの甘い恋人生活と激しい

イチャつきぶりを中心に描写して

います。


恋人になるまでのお互いに好きに

なって行くまでの過程や、好きな

気持ちをを主人公やヒロインが

自覚してからの行動などの恋人に

なるまで、もっと言えば

告白するまで の描写に問題が

あります。端的に言えば個別

ルートに入ってから告白する

までの間の主人公やヒロインの

気持ちの変化 を上手く描写

出来ていない所が気になりました。

ただ全ての個別ルートで上手く

出来ていなかったかと言うと

そう言う訳でもなくて、たるひの

個別ルートなんかはその辺りも

上手く表現出来ていましたね。

だからこそ他のヒロイン達の個別

ルートで上手く出来ていないのが

気になったとも言えますね。

恋人になってからの描写は

ひたすらにイチャイチャして

いましたけどまあこちらは

このゲームがそう言うコンセプト

なんでそれを丁寧に描写したと

言う事だと思います。ただ恋人に

なってからはイチャイチャする

だけなんでもう少し 2 人の

関係の変化などを起こすイベント

などがあった方が話としては

面白いかな、とは思います。

ですが、ある意味でこのゲームは

コンセプトに忠実に従った結果

として このシナリオ になって

いると思うのでこれで正解だと

私は思います。


グラフィック

素晴らしい出来でしたね。派手な

演出などは無いですけど舞台が

雪国と言う事でそれに相応しく

雪を上手く演出に使っていました。

一枚絵以外にSD絵も各

ヒロインを可愛く描けていたと

思います。私としては冬の空の

下で主人公と雫里が抱きしめ合う

一枚絵がお気に入りですね。

その前の演出も含めて良かったと

思います。


音楽

正直、音楽に関してはそこまで

印象に残っている曲は無いです。

まっしろな景色 や あたたかな風

などは悪くは無いですが、どちらも

割と穏やかな曲なんでインパクトに

欠けると思います。オープニングの

恋をしようよ Let it snow や

エンディングの Frosty tale も

悪くは無いですけど、これだ!と

言える曲が無かった事が、この

評価になった原因ですね。


キャラクター

一番好きなヒロインと言う事なら

たるひと雫里がほぼ一緒ぐらい

好きですね。たるひの純粋な所や

真面目な所も見栄っ張りな所も

可愛いかったですし、雫里も

溢れんばかりの母性力(これで

いいのか?)もさることながら

年上のお姉さんとしての包容力も

素敵だと思いますし、主人公を

ぎゅーっと抱きしめる所は

可愛いかったですね。純粋に

ヒロインとしてなら雫里の方が

僅差で好きですけど、個別

ルートのシナリオ込みだと

たるひの方に軍配が上がり

ますね。ただこれは雫里の

個別ルートが悪いと言う訳では

無くて、たるひの個別ルートの

方が たるひの魅力を最大限に

出せる様なシナリオだった

言う事なんで。サブキャラに

ついてはやっぱりふゆ部の

部長でマフラーの奇婦人こと

伊奈波 うさぎ先輩が一番

目立っていましたね。特に

たるひの個別ルートでは、普段

以上にふゆ部の部長として後輩を

導くいい先輩でしたね。それ

以外にも美澄先生や三橋さん

などの (めんどくさい) 個性

あふれるサブキャラクター達も

魅力的で楽しかったですね。


Hシーン

回想シーンは各ヒロイン 6 つで

たるひだけ 7 つとなっています。

ただ、たるひのHシーンの 1 つが

オ○ニーの見せあいなんで実質的

には全ヒロイン 6 つずつと考えて

もらっていいと思います。また

回想シーンで各シーンに

SHORTとLONGの 2 つの

選択肢がありSHORTの方は

基本的にHシーンのみで

LONGの方はHシーンの前と

後の会話を入れてるバージョンと

言う形で分けられています。

この辺りの配慮は嬉しいです。

プレイについてはパイズリや

フェラにローションプレイなどは

まだよくある範疇ですがつららを

入れるプレイってどの辺に需要が

あるんですかね?個人的には

やっぱり雫里の裸エプロンは

中々良かったですね。


最後に一言

部長もいいけどどうせなら

三橋さんのちゃんとした

個別ルートを下さい。




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