タイトル名
 
メーカー、ブランド名   総プレイ時間  

もしも明日が

晴れならば

 
ぱれっと   30 時間 〜 35 時間  
                                           

シナリオ
  
グラフィック    音楽  
(24/30)    B(14/20)    (18/20)  

キャラクター
  
総合点数    個人的評価  
(25/30)    A(81)    B+   


総評

人の心の負の部分である嫉妬や

妬みに恨みなどを包み隠さずに

割と正直に描いているため

この辺りが苦手な人はプレイを

避けた方がいいです。また幽霊や

神様などオカルト的な要素も

結構ありますので、意外と人を

選ぶゲームではありますね。

ただ人の感情のより深い部分まで

描写している分感情に訴えかける

ものがありましたね。

グラフィックも悪くはないですし

音楽に関しては素晴らしいだけ

でなく 使い方 が抜群に上手

でしたね。キャラクターに

関してはヒロインを中心に

魅力的なキャラクターが揃って

いますが、結局、このゲームは

野乃崎 明穂 と言う人物に

支えている所が大きいので彼女の

存在を、どう考えるかでこの

ゲームを楽しめるかどうかが

変わってくると思います。


あらすじとプレイについて

主人公は姉弟同然に育ってきた

女の子に告白をして恋人に

なった。しかしそんな彼女は

病気であっさりとこの世を去って

しまう。しかし、そんな彼女は

数か月後にあっさりと主人公の

元に戻ってくる。幽霊として

(一部公式ホームページより抜粋)


総プレイ時間 30 〜 35 時間

ぐらいです。共通ルートが

6 〜 7 時間ぐらいで、個別

ルートは1人を除いて 1 時間

半前後と言った所です。攻略順に

ついてはあえて言えば千早の個別

ルートを先にプレイした方が

いい事とつばさの個別ルートは

明穂の個別ルートの後にした

方がいいと言う事ぐらいですね。

それらを考えると攻略順は

千早→珠美→明穂→つばさ の

順がオススメですが、実際は

そこまで考えなくてもいいと

思います。後、私は、認めて

いませんが一応彩香ルートと

呼べる物があるんですが

こちらはお好きなタイミングで

プレイしてもらえばいいです

(プレイ時間も 15 分程度

なんで本当におまけ程度

ですけどね)


シナリオ

共通ルートでは 明穂→千早

つばさ→珠美→+α と各

ヒロインにそれぞれスポットを

当てて話が進み、文化祭での

出来事をきっかけに話が大きく

動き出します。個別ルートでは

各ヒロインの負の感情と

折り合いをつけながら、様々な

厄や怨念などの問題を解決

していく話ですね。


共通ルートで多くの時間を掛けて

各ヒロインの考え方や想い、心情

などを丁寧に描写しています。

このおかげで各ヒロインを自然に

好きになれると思います。ただし

基本的に主人公はヒロインの

1 人である明穂の事が好きで

明穂も主人公の事が好きなので

他のヒロイン達は明穂が身を

引かない限りはくっつかない

です。そしてそんな明穂は心の

中では主人公を渡したくないと

思いながらも主人公の事を想い

自分の個別ルート以外では身を

引き、主人公と他のヒロインの

ために奔走したり、大事な場面で

サポートしたりしていて

いるんですよね。そんな訳で

自身の個別ルート以外でも明穂の

出番は多いです。だからこそ

明穂の個別ルートはもう少し

工夫 して欲しかったと

言うのが正直な所です。決して

ダメな訳でないですよ。ただ

話の流れがあまりにも

予定調和 だったんで先が

簡単に予想出来てしまって

事実その通りに進んでしまった分

驚きが少なかったと言うだけ

ですから。


グラフィック

全体的に悪くはないですね。

不満を上げるなら明穂ルートの

最後のシーンでの一枚絵は描く

なら主人公を、もう少し

年相応に描いて欲しかった

ですね。私のお気に入りの

一枚絵はやっぱり学校の屋上で

主人公と明穂が踊っている

シーンの一枚絵ですかね。

ここでの明穂の笑顔はグッと来る

ものがありましたね。


音楽

曲も本当に素晴らしいですが

曲の使い方 も上手いです。

特に 凪 と雛鳥 の 2 曲の

使い方は本当に上手でしたね。

特に 雛鳥 に関しては共通

ルートの終盤で流れた時は鳥肌が

立ちましたから。エンディングの

あなたを照らす、月になりましょう

も十分良い曲で、オープニングの

もしも明日が晴れならば も

素晴らしい曲でしたが 凪 と

雛鳥 の 2 曲が素晴らし

すぎたので、どうしても印象が

薄くなってしまいますね。


キャラクター

一番好きなヒロインはやっぱり

明穂ですかね。自分の事より

自分の好きなる人の事を考え

表面的な部分だけで無く、心の

奥の底にある 嫉妬や妬み

言った負の部分もキチンと描けて

いた事も良かったと私は思って

います。これがある事で私は

やっぱり明穂も 1 人の可愛い

女の子なんだなぁと思いました

から。後、残念だったのは彩香の

扱い方はもう少し考えて

欲しかったです。せっかくいい

キャラクターだったのにちょっと

中途半端になってしまったのは

残念ですね。最後に主人公に

ついての不満はへタレとか

優柔不断とかいくつか

ありますけど私はまだ許容範囲

ですかね。(途中で何度か

イライラしましたけど)


Hシーン

回想シーンには各ヒロインに

3 回ずつ登録されますけど

寸止めだったりオ○ニー

だったりで本番は各ヒロイン

2 回ぐらいと考えてもらった方が

いいですね。プレイについては

そこまで変わったものは無い

ですが千早のシーンでまるで

強姦しているように感じる

シーンがあったんでその辺りが

苦手な人は気を付けた方が

いいですね。


最後に一言

やっぱり生死観が関わると

好き嫌いがはっきりと分かれる。




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