グラフィックを中心に全ての

項目にて及第点を超え、文句

なく 良作 と言える出来に

仕上がっていると思います。

それだけにシナリオかキャラ

クターでもうひと押し出来る

要素があれば名作クラスにも

手が届いたんですけどね。

神様や妖怪と言った物も上手く

シナリオに取り入れながら

それらの力を使うシーンでは

グラフィックや音楽でその迫力を

上手く演出していたと思います。

キャラクターにおいても魅力的な

ヒロイン達だけでなくサブ

キャラクター達もそれぞれに

見どころがあって楽しませて

もらいましたね。ただ、全体的に

もう少し緊張感をもたらすために

怖さ を表現する事が

出来ればもっと良い物になって

いたと個人的には思います。

簡単に書くと　豊かな山がある

昔ながらの山側と再開発された

地方都市の海側。2 つの地域

にはそれぞれ山神と海神を祀った

神社があるのだが現在、神様

不在の状態と海側はなっていた。

そこに新たな海神となるべく

やってきた現人神（とりあえず

神と人の性質を持った者と言う

認識で）の少女と山側の宮司の

息子の神職の卵である主人公が

出会う所から話が進んで

行きます（一部公式サイト

より抜粋）

総プレイ時間は 25 〜 30 時間

ぐらいです。共通ルートは

3 時間前後で個別ルートは

2 時間半前後ですが、叶と

水緒里の個別ルートは若干長め

です。攻略順については

芽衣→明日海→英麻→水緒里→叶

の順番を、オススメと

しておきます。まあ最後は

水緒里か叶で終わる事以外は

そこまで気にする事はない

ですが。ただ　水緒里→叶　の

流れの方が水緒里の

心情 を叶の個別ルートで

理解しやすく、そのまま叶の

個別ルートで終わる形がキレイに

終われる形だと私は思います。

共通ルートは　神の在り方や力に

ついてを中心に新しい海神の成長

などを描写しています。個別

ルートでは　発破をかけられた

主人公が気になるヒロインを

1 人選んで恋人関係になった後

イチャイチャしたり自身の将来を

考えたりしながらヒロインと共に

成長していきます。

終始、神様に関係している事を

中心に話が進んで行きます。

人間である英麻や明日海の個別

ルートでもそれなりに神様関係の

内容が多いですね。基本的には

共通ルートの終わりの時点で

ヒロイン達は主人公に大なり

小なり好意を持っている上に

主人公が発破をかけられて自分の

気持ちを自覚する為個別ルートの

割と早い段階で相思相愛に

なります。そこからひと悶着

あって恋人関係になって様々な

問題を乗り越えて行くのが

基本的な流れですね。各個別

ルートを見た限りでは、叶の

個別ルートが全体的にまとまって

いてキレイな終わり方をしたと

思います。それと

対をなしている のが

水緒里の個別ルートです。

こちらは今まで説明不足

だった事や先代の山神や海神の

思いなどが明らかになる話と

なっています。この 2 つの個別

ルートは特にヒロイン達の心情や

神様の在り方などを中心に

バランスよく描写していたと

思います。もちろん明日海や

英麻に芽衣の個別ルートも及第点

以上の出来ではありましたが

叶と水緒里の個別ルートと比較

するとヒロイン達の心情や神様

関連の内容が少々説明不足な所が

ありましたね。全体的に見て

神様要素と恋愛描写をバランス

良く融合しながらそれなりに良い

話が出来ていましたので、そこ

まで大きな文句は無いですね。

あえて言うなら細かい部分での

設定の練り込みや全個別ルート

でのヒロイン達の丁寧な心情や

想いの描写が出来ていれば

良かったと思います。

これに関しては流石の一言。

ヒロイン達の可愛さもそう

ですが、神様の力の描写に

対しての一枚絵のクオリティーは

素晴らしい です。また演出も

良い出来でした。欲を言えば

サブキャラクター達の一枚絵や

メインヒロイン達のＨシーン

以外の一枚絵ももう少し

欲しかったですね。その辺り

まで完璧なら確実に Ｓ の

評価を付けていたでしょうね。

一枚絵については、主人公に

支えられながらも薙刀を振るう

叶の一枚絵ですね。叶の覚悟や

思いを語るシーンに相応しい

一枚絵だと思います。

オープニングの　Be With You も

良い曲で好きですが、私は

雲すう切り裂き突き進め　も

好きですね。特に叶の個別

ルートの終盤で流れた時は

やっぱりテンションが上がり

ましたね。それと　貫く強さ　と

今まさに在れ　も同様に盛り

上がる曲だと思います。神の

雰囲気に合っていたのは

これなるは神の業　ですね。

神秘的な雰囲気を出すのに一役

買っていますね。後は

夕暮れの歩幅　はその穏やかな

メロディーが曲名の通りに

夕暮れの静かな場面にぴったりと

合っていたと思います。

第一印象から芽衣に決めていて

体験版でもそれは変わらず全個別

ルートが終わった後でも

変わらなかったぐらいには

ヒロイン達の中では芽衣が好き

ですが僅差まで水緒里が迫って

きましたね。特に個別ルートでの

大好きなおにぃが自分を選んで

くれた時や他のヒロイン達に

囲まれて荒ぶっちゃうぐらいに

嫉妬するシーンなどは好きですね。

それでも僅差とは言え芽衣の

方が好きですけどね。彼女の

魅力は 面倒くさい 所ですね。

生真面目で何事にも一生懸命な

彼女だからこそ様々な問題にも

立ち向かいますが人間としての

知識や常識に乏しい為に空回り

する事も多々あり、それが

原因で非常に 面倒くさい

事にもなったりしますが

そんな場面でこそ私は

「うぁー面倒くせー（笑）」と

言いながら楽しんでいます。

こんな文章で彼女の良さが

伝わってる人はほとんどいないと

思いますが、これが私の中での

芽衣の一番の魅力なのでご了承

ください。気を取り直して次は

サブキャラクター達について

ですね。別院先輩や冴野先生に

依子さんや親友の大斗と言った

面々はそれぞれが各ヒロイン達の

個別ルートで活躍したり

見どころがあったりします。特に

冴野先生は英麻の個別ルートでの

あの発言があったからこそ英麻が

一歩前に踏み出す事が出来た上に

その事があったからああなって

そのおかげで新たな未来を掴む

事が出来たと私は思います。

最後に主人公についてですが

基本的には真面目な上に心優しい

優等生ですが色んな事情で異性に

対する感情を抑えていた為に

一度爆発させるとかなりの変態に

なりますがそれ以外は特に問題は

なく良い主人公でしたね。

回想シーンに、全ヒロイン各

5 回登録されますが、オナニー

だけのシーンなどもあります。

ただ 1 回のシーンの中で

2 回戦をやったりしているので

ボリューム不足と言う事はないと

思います。プレイについては

アナルやらパイズリやら足コキに

放○に脇で挟んだりと色々と

ありますのでＨシーンは全体的に

結構濃いめです。（個人的には

水緒里の股の緩さは好きです）

わずかですが過去作品ネタを

仕込んでいましたね。