タイトル名
 
メーカー、ブランド名   総プレイ時間  

穢翼の

ユースティア

 
AUGUST   25 時間前後  
                                           

シナリオ
  
グラフィック    音楽  
A+(26/30)    (18/20)    (16/20)  

キャラクター
  
総合点数    個人的評価  
A+(26/30)    A+(86)      


総評

この作品のプレイが終わった後

これほど 総合力 が高い作品は

中々ないと、思いましたね。

プレイし始めると自然に物語に

引き込まれていきました。

シナリオもかなり高く評価して

いますがグラフィック、音楽

キャラクター、更にシステムに

至るまでレベルが高く、名作と

呼んでも問題の無い作品だと

思います。もし欠点を上げると

すれば、ティアの個別ルートの

評価が賛否が分かれている所

です。この辺りはシナリオで

詳しく書きますが、私としては

主人公の 人間らしさ

出ていて良かったと思って

いるんですけどね。


あらすじとプレイについて

簡単に書くと 3 つのエリアに

分かれた浮遊都市の最下層

(通称牢獄)で力を持つ組織の

何でも屋をやっている主人公が

仕事でとある訳ありの少女と

出会いそこから様々な問題に

巻き込まれながら様々な人と

協力して少しずつこの世界の

真実を知って行く…と言った

所ですかね。


総プレイ時間は 25 時間

前後で基本的には一本道で

それぞれ各ヒロインがメインの

章がありそちらで各ヒロインを

選ぶとそのヒロインの個別

ルートに入る形になります。

各個別ルートはおよそ 1 時間

から 2 時間と言った所です。

全体の流れとしては順番に

フィオネ→エリス→聖女

イレーヌ→リシアで最後に

ティアで各ヒロインの章と

なります。また、各ヒロイン

攻略後にそれぞれおまけが

いくつか解放されます。

攻略順は フィオネ→エリスで

聖女イレーヌ→リシア→ティア

の順で良いと思います。

おまけについては各ヒロインの

物は、解放されたら見ると

言う形でそれ以外の物は好きな

タイミングで見れば良いと

思います。


シナリオ

本作は基本的に一本道で話が

進み少しずつ世界の謎や秘密が

明かされていきます。個別

ルートは、一部を除いて

それぞれ各ヒロインと結ばれた

後の話をメインに主人公と

ヒロインが力を合わせて世界で

生きる姿を描いています。


物語の後半になるほど世界の

秘密や真実に近づいていくの

でどうしても、最初の方で

メインの章になるヒロインは

シナリオ の完成度と言う点

では高い評価はできません。

ただ世界の秘密や真実を

知らないからこそ平和に

暮らす…そう言う考え方も

出来ると思います。 無知

ゆえの無為は許されると

思う。だが知った上での

無為は罪だ これはこの

作品のとあるキャラの発言

です。この世界の秘密や

真実を知らないヒロインと

主人公とが平和に暮らす…

これは許されると言って

いますね。逆にティアの個別

ルートでの世界の秘密や真実を

知りながら中々行動をする事が

出来なかった状態の主人公は

罪と言う事です。ただ、人間は

そこまで完璧な生物ではない

ですからね。何でもかんでも

損得だけで動いている訳では

なくそこに感情があるから

思い悩んだりする訳ですよ。

ティアの個別ルート以外での

主人公はまるで機械のように

最善の選択 だけ をしてきて

始めてティアの個別ルートで

自分の感情と向き合ったから

こそ中々行動出来なかったと

私は思っています。(そうは

言ってもウジウジし過ぎとか

へタレたとか言う気持ちも

分からないはないですけどね)

この辺りの賛否はどちらかと

言えば、プレイする人の

主人公に求める物 の違いの

ような気がしますね。

個人的には初めて人間らしさを

見せた良いシーンだと

思いますが。


グラフィック

本当に素晴らしかったですね。

ヒロインを可愛く描写して

いるだけでなく、背景の描写も

とても綺麗です。また、一枚絵

からもファンタジーの世界観が

伝わって来ます。私のお気に

入りの一枚絵は、夕日を背景に

少し微笑んでいるフィオネの

一枚絵と崩れゆく建物を背景に

少し悲しそうに微笑んでいる

様に見えるティアの一枚絵

ですね。どちらもそのヒロインの

心情を現した良い一枚絵ですね。


音楽

Asphodelus -アスフォデルス-

は映像込みで見ると圧巻ですね。

また歌詞も良く作品に合って

いたオープニングだと思います。

また Ascension と LaRosa は

良い場面で流れていただけに

印象に残っていますね。特に

Ascension がティアの個別

ルートの最後に流れたシーンは

曲の相乗効果もあって感動

したのでより強く印象に

残っています。


キャラクター

一番好きなヒロインについては

ぶっちぎりでフィオネですね。

これが個別ルートに入って

からの可愛さは本当にヤバかった

ですね。 生真面目な優等生

タイプが恋をしたらこうなる

と言うのをキチンと表現出来て

いたと思います。いや本当に

一途な女の子って感じで

本当に可愛かったです。そんな

彼女がおまけでは、より可愛く

描写されているんで、本当に

素晴らしいですね。サブキャラも

魅力的な人物が多く私は特に

ジーク、メルト、システィナ

ヴァリアス、辺りが好きですね。

その中でも一番好きなのは

システィナですね。ルキウスの

副官として彼に尽くしている

彼女が見せる 少女のような

反応 も魅力の 1 つですが

最大の魅力は一言でまとめる

なら 様々な形の愛 です。

主人公についての評価は

賛否が分かれそうですね。

ティアの個別ルートでの葛藤を

どう考えるかで評価が変わる

でしょうね。また、その葛藤の

長さなども人によっては

ウジウジし過ぎていると

思う人もいるでしょうね。


Hシーン

おまけも含めて回想シーンに

フィオネ、エリス、リシアに

ティアが 4 回ずつとなって

いて聖女イレーヌが 2 回+αと

ラヴィリアが 1 回+αに加えて

娼館の 3 人娘にも各 1 回と

回数はそれなりにありますね。

プレイについては、放尿に

パイズリにフェラなどに加えて

様々な衣装でのプレイも

あるため純愛ゲーとしては割と

濃いめですね。個人的には

エリスのHシーンの 1 つに

眼鏡のオンオフ機能を付けた

事は評価したいです。


最後に一言

圧巻の総合力の高さ。私が

自信を持って勧められる

作品の 1 つですね。




このレビューに関することは

こちらのweb拍手からどうぞ。





Copyright © 2016 心と幻をこえて All rights reserved.