共通ルートでは ソラとヒカリの幼馴染対決や映画製作と言った場面を
中心に描写しています。個別ルートでは 各ヒロイン達の悩みや想いと
向き合う主人公。そして主人公やヒロイン達の決断。その果てに見えた
感情とは。と言った場面を描写しています。
何と書けばいいですかね。批判を覚悟で書くなら
切り捨てる勇気 を
持って欲しかったです。総評でも少し書きましたがソラの個別ルートの
ラスト。解釈の方向性を絞る為に共通ルートや各個別ルートで十分な
伏線を張ったり、ルートロックをしたり、直接的な表現を増やす。
これらを達成するために必要な尺を割く事をができないと言うなら
アイリとナミの個別ルートを無くして、ソラとヒカリの 2 人の個別
ルートだけに絞れば十分な尺が確保出来るはずです。その尺で必要な
伏線や直接的な表現を増やせばもっとシナリオの完成度が上がったと
個人的には思います。以上で一番書きたかった事は書けたので後は
少々気になった点とまとめを書いて終わりにします。まずは結構な
ご都合主義がまかり通っている所。これは正直プレイしている最中に
何度も引っ掛かりを覚えました。例えばソラの寮や学園への編入が
かなり強引だったと思います。ですが、これらはソラの個別ルートを
プレイした後だと解釈次第で一応は、説明出来る範囲ではあります。
ただ、そこに至るまでにプレイを中断してしまう人もいるでしょうね。
後は、やっぱりソラの個別ルートについてですね。極力ネタバレを
避けて書くと、エンディング後にもう少しぐらいソラの想いを言葉に
だして、今後の展開を見せるぐらいはした方が余韻に浸れるのでは
ないかなと。あれではあまりにもあっさりしすぎです。まあそれも
いいと言う人もいるかもしれませんが。シナリオの結論としては
ソラの個別ルートも輝かせるためにもっと出来ることがあったはず
です。それを怠ったために高い評価が出来なかった。以上です