共通ルートは 本当に簡単にヒロインの紹介をしてオープニングに
突入します。その後、各ヒロインのエピソードをいくつか見てから
個別ルートに突入します。個別ルートでは 恋人関係になるまで。
そして恋人関係になってからのイチャラブといくつかの問題を
解決しながら楽しく過ごしていくと言った感じですね。
さて。何から書くか迷ったんですが、とりあえず公式サイトのこの
ゲームのストーリーの部分に書かれていた POINT の部分に
ついてなんですが。1 と 3 の部分は、まあ、間違っている。と
ハッキリ言うつもりはないですよ。引っかかる部分がないとまでは
言いませんが。しかし 2 の部分については異議を唱えたい。それは
本文で青文字で書かれている。
終始明るいコメディ。鬱要素排除。
攻略する楽しさ。特に
終始明るいコメディ。これが全て問題なく
出来ているとライターが本気で思っているなら、ハッキリ言います。
会話のキャッチボールが出来ていないのに終始明るいコメディが
出来るわけないだろう と。シナリオ上の問題は全てとは言えない
ですが、この部分に集約されると思います。会話が迷子。人の話を
聞かない。会話が噛み合っていない。ちょっと言ってる意味が
わからない。これらがヒロインとの会話で発生するために色んな
意味でしんどいです。各ヒロインの個別ルートに入る頃には、もう
慣れているのか思考を放棄しているのかは分かりませんが、私は
マシに感じるようになっていましたがそれでも油断するとおかしな
会話があるので正直しんどかったですね。後は、ヒロイン視点の
描写の下手さも目立ちました。ヒロイン視点と言うのは、そもそも
プレイヤー側である主人公の視点からは分からない事をヒロインの
視点から見る事でヒロインの思いや考え方に共感したり理解したり
する事でヒロインを好きになったり、シナリオを理解したりする
方法の 1 つだと思っています。それらにほとんど活かされていない
ヒロイン視点というものに存在意義はあるのかと思います。次に
各個別ルートの評価についてなんですが、一応全ての個別ルートは
トータルで考えると並ぐらいの評価は出来ると思います。瑠莉の
個別ルートは最初は人の話を聞かず会話が迷子になり瑠莉の行動に
耐え切れずにプレイを中断しかける場面もあったりしたのですが
初めてのキスシーンの前に、それまでの行動についての説明が
一応は入り、その後は終始イチャラブを展開していましたので
そんなに悪くはなかったです。まあ、相変わらず一部会話が迷子に
なりかけたり、終盤のグダグダなイベントなどもありましたが。
結局の所。シナリオの大筋の流れは悪くないのに登場人物の言動の
問題でシナリオを進めるのが苦痛になっていると言うのが正直な
所ですね。単純にシナリオだけを評価するなら並ぐらいですが
POINT の部分を上手く表現できなかったので評価を並から
一段下げたこの評価になりました。