タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
らぶでれーしょん!   SMEE   20 〜 25 時間  
                                       
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
B(21/30)    B(14/20)    B(14/20)    (25/30)    B(74)    B+   

総評
グラフィックや音楽は及第点ぐらいなんですが 個性 の強いキャラクター達の
 
やり取りが面白く、魅力の 1 つです。ただ個別ルートに入ると、それが弱く
 
なってしまっている所は残念な点ですね。また、各ヒロインの個別ルート以外に
 
ハーレムルートがあるんですが、こちらは各ヒロインや主人公の性格や行動に
 
少々無理があるので賛否が別れると思います。全体的な内容としては、良作と
 
呼べるぐらいの物にはなっていると思いますが、グラフィックや音楽の出来と
 
ハーレムルートの賛否によってそれ以下の評価をする人もいそうですね。

あらすじとプレイについて
ざっくり書くと 数年ぶりに地元に帰ってきた主人公。(名前変更可能)新しく
 
通う事になった学園は去年まで女子校だったこともあり、主人公も女子との
 
出会いを楽しみにしていたんですが、実際に入学してみると、男子のみが
 
1 つのクラスに隔離された上に、周りの女子達の冷たい目、そんな中での
 
主人公の学園生活はいったいどうなるのか…と言う感じですね。
 

総プレイ時間は 20 〜 25 時間で共通ルートは 3 時間半前後で各個別ルートは
 
1 時間 〜 1 時間半と言った所です。また、ハーレムルートがあって、こちらの
 
プレイ時間も個別ルートと同じぐらいです。個別ルートの攻略順は千歳を最後に
 
して下さい。じゃないと他のヒロインの個別ルートを十分に楽しむ事が出来ない
 
ので。後は自由でいいです。攻略順は 心→ひなの→観美→千歳 の順番を一応
 
オススメとしておきます。ハーレムルートについては全個別ルートを終わってから
 
プレイするのがベストかなぁと思います。私の中では、これはおまけ扱いなんで。

シナリオ
共通ルートでは 主人公が持ち前の高いコミュニケーション能力で、各ヒロインと
 
交流を重ねて仲良くなったり、心の距離を縮めたりする様な話です。個別ルートは
 
告白して恋人になったヒロインとラブラブイチャイチャしまくる話がメインです。
 
ハーレムルートは文字通りハーレム状態となり 4 人のヒロイン全員と恋人関係に
 
なってラブラブイチャイチャしまくる話です。
 

恋人関係になってからのラブラブイチャイチャの描写は良く出来ていたと思います。
 
あえて言えばもう少し、色んなキャラクターから主人公とヒロインの関係について
 
羨ましがられたり、呆れられたり と言った描写が多くても良かったと思いますが。
 
また、各ヒロインの個別ルートに入ると他のヒロインが全くと言って良いほどに
 
出てこなくなるのは少々寂しいですね。やっぱり他のヒロインから主人公に恋人が
 
出来た事に対するやり取りもシナリオを盛り上がる要素の 1 つだと思うだけに。
 
私は恋人関係になってからの描写は十分に満足してますし、恋人関係になる前の
 
主人公やヒロインがお互いを 好きになっていく過程 の描写についても良かったと
 
思います。シナリオの欠点としては、やっぱりハーレムルートの描写ですね。この
 
ルートでは、主人公やヒロインの性格や設定が、共通ルートや各ヒロイン達の
 
個別ルートと比べると、若干違う所があり、それが多少気になりましたね。それと
 
個性 の強いキャラクターが多く、共通ルートではそのキャラクターと主人公や
 
ヒロインとのやり取りが面白かったのに、各ヒロインの個別ルートに入った後は
 
その描写が少なくなってしまい、結果として弱くなっている所です。この 2 点は
 
シナリオの欠点と言えると思います。

グラフィック
若干古さ(2009年発売)を感じますね。グラフィックの出来は悪くないですが。
 
また、各ヒロインと付き合ってから出てくる選択肢次第でヒロインの髪型を
 
変えたり、ちょっとした小物をヒロインに付けてもらったり出来ます。これは
 
立ち絵だけでなく、一枚絵も変化するのでヒロインによってはガラッと印象が
 
変わりますね。個人的には、ひなのが髪をバッサリと切ってショートカットに
 
した時は似合っていたと思います。一枚絵については、千歳の泣きながら
 
笑っている一枚絵は好きですね。これまで我慢してきた気持ちが、主人公の
 
言葉によって我慢できなくなり、涙が溢れながらも幸せな気持ちが一枚絵から
 
伝わってきましたね。

音楽
穏やかな曲も多ですけど ちょっとピンチかも の様な曲のタイトルの通りに
 
ピンチの場面で流れる曲も場面に合った良い曲もあります。オープニングの
 
Cherry My Heart については、明るく良い曲でしたし、また、エンディングの
 
‐Love Medley‐LD Guiter edit. の出だしのギターから伝わる少し寂しい
 
メロディーが印象的でした。後は 二人の散歩道 が良い場面で流れて
 
いたのでこちらも、印象に残っていますね。

キャラクター
一番好きなヒロインは、千歳一択ですね。まあ、心、の綺麗過ぎる純真さ、天然で
 
不思議ちゃんながら、優しいひなの先輩、普段のクールな印象から、ふとした
 
瞬間に見せる可愛い姿のギャップが魅力の美観先輩、それぞれ魅力的で可愛い
 
ですけど、千歳の 想いの強さ を知ったら千歳以外を選ぶと言う選択が出来なく
 
なってしまう程の可愛さを個別ルートで見せてもらいましたね。と言うか、あの
 
序盤の千歳の頭おかしい発言と、終盤の千歳の母親から聞かされた話。この
 
2 つの話を聞いてしまうと千歳を全力で幸せにしてあげたいと思いますね。
 
サブキャラについては、変わった名前だけで無く、性格も一癖ある池、面太郎や
 
顔が怖い上に変態で、とんでもないアホの早乙女純などだけで無く、立ち絵も
 
無く、ちゃんとした名前の無いヤンキーや忍者と言ったキャラクターまで 個性
 
強過ぎるキャラクターばかりですね。そして、そんなサブキャラ達に負けない程
 
主人公も 個性 が強いですね。ハッキリ言って、頭、おかしいレベルの奇行に
 
走ったりする事もありますけど、親友やヒロイン達との会話で、ボケとツッコミを
 
こなしながら、持ち前の高いコミュニケーション能力でその場を盛り上げたりして
 
います。またそれだけでなく、キチンと自分の気持ちをヒロインに告白したり
 
ヒロインが苦しい時に優しい言葉をかけてあげたりなど、割とカッコイイ主人公
 
だったと思いますね。

Hシーン
回想シーンには各ヒロイン 4 回ずつに加えて、ハーレムルートでの 5 回分が
 
収録されています。また各ヒロインのHシーンの 1 つは選択肢によって衣装が
 
変わり、プレイも若干変化する場合もあります。プレイについては、フェラに
 
パイズリにハーレムルートでの複数プレイなど、それなりにあります。衣装の
 
種類は割と豊富なんで、そっち方面が好きな人には嬉しいと思います。

最後に一言
よくあれだけ 個性やインパクト の強い男子ばっかりが集まりましたね。




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