共通ルートでは 結構スペックの高い主人公がやや自己犠牲と言うか
偽悪的になりながら 2 つの生徒会の間で行動をする過程の中で、各
ヒロイン達の気になる存在になっていく過程を描写しています。
個別ルートでは 恋人関係になったヒロインと主人公達の前にある
問題をイチャラブをはさみながら主人公やヒロイン達。時には強引な
力を使いながらも解決していく 言った感じですね。
2 つの生徒会が様々な政策での対立を選挙で決める。そんな中での
問題を一応中立の主人公が中立という立場から行動する事で解決
していく。これが共通ルートの流れなんですが、これについては
多少主人公の行動やクラスメイト達の反応などで、言いたい事は
ありますが、及第点以上の評価は出来ると思います。そんな流れを
上手く利用出来たのが、陽姫の個別ルートですね。前半こそ陽姫の
キャラ崩壊とも言える言動がありましたが、少しずつ主人公が陽姫の
可愛さを知り、惹かれていく所の描写も上手かったですし、陽姫の
可愛さがドンドン増していく所も良かったです。後半では学園の
2 つの生徒会による弊害に切り込んでいきます。落としどころと
しては、まあ無難な所に落ち着きましたがこのゲームの個別ルートの
中では、ヒロインの魅力と生徒会についてのシナリオのバランスを
両立出来ていました。歌奈の個別ルートに関しては終始歌奈の内面に
ついての内容が中心でしたが、こちらも悪くはなかったです。ただ
生徒会関係の内容は薄くなっているので、そちらは少し残念でした。
聖良の個別ルートは主人公が知らない聖良の秘密をダラダラと無駄に
引っ張らずに上手く利用したと思います。そして聖良との未来を
手に入れるために様々な人たちに協力してもらいながら掴んだ未来。
こう書くと悪くないように見えますが少々問題があります。1 つは
Hシーンを間に何回か挟んだためにHするためにみんなに協力して
もらっているのはどうなの?と見えてしまいかねない所です。まあ
ここは見方次第なのでまだ許容範囲ですが、もう 1 つ問題点が
あり、それは一番最後の解決が超力業と言う所なんです。これは
まあ、共通ルートでも全くなかったとまでは言いませんが流石に
個別ルートでの一番最後でこれはちょっとどうかなと思いました。
そこまでの流れは悪くなかっただけに余計にそう思います。さて
最後にゆづきの個別ルートですが一番印象が薄いです。序盤の展開は
中々良くて主人公とゆづき。それぞれの思いと想いの違い。それを
ゆづきのバイト先の店長が上手く導いていってくれます。メールの
件も嫌いじゃないですよ。でも思い出せるのは最初のHシーンまで
です。後は何か問題が起こったけどイチャイチャしてたら解決して
いたって感じですから。いやー本当にもったいない。このゆづきと
言うヒロインは素晴らしく私の好みだったんです。グラフィックも
音楽も共通ルートでもとても私の好みだったのに個別ルートの途中で
魅力のピークがきてしまって後は、ただただエロかったぐらいしか
個別ルートのシナリオの印象が残っていないんです。私の個人的な
思いはこれぐらいにしてシナリオの締めに入ります。やっぱり共通
ルートの描写がピークで後は生徒会関係の部分はシナリオで魅力的に
描写出来なかった所が残念です。それと主人公の序盤の作られた
キャラクターが人によっては不快に感じるかもしれません。まあ
共通ルートがある程度進めば大分気にならなくなりますけど。後は
個別ルートで陽姫の個別ルートぐらいのヒロインの魅力と生徒会
関係の部分が残りの 3 つの個別ルートで描写出来ていれば、もう
一段上の評価が出来ていたはずなのでもったいなかったですね