共通ルートでは、主人公の現在の環境と、複雑な人間関係を多少描きながら
音楽活動を再開してこれから頑張るぞ。と言う所までを描き、個別ルートでは
主人公が失ったものをヒロインと助けあったりしながらも取り戻していく過程を
中心に描いています。
結局の所、
各個別ルートとの兼ね合いと合理性 この問題を上手く解決する事が
出来なかった所が欠点ですね。どの個別ルートでも、シリアスな場面を無理に
重くせず、また軽くもせずに良いバランスで描写しながらも、最後は上手く
まとめていたと思います。ただ、こっちの個別ルートではこの問題を丁寧に
解決まで描写していながら、あっちの個別ルートでは全く触れらなかったりと
全個別ルートを見た時の
違和感 が結構ありましたね。まあ、これは別にこの
ゲームに限った事では無い話ですが、それが大きかったので今回はどうしても
気になりましたね。それを解決する 1 つの手段が総評でも書いた TRUEルート の
様な物を作り、そこでまとめて解決してしまう方法ですね。今回ならいっその事
夏海の個別ルートで、藍や桜の問題をある程度解決しながら夏海の問題を解決
する様な形にした方が、今よりもっと全体的にシナリオがまとまると私は思います。
ですが、そうすると夏海の個別ルートで色んな問題を、押し込んでしまいますので
それはそれでややこしくなる可能性もありますが。現状でも
各個別ルート単体
だけで見れば、上で書いた様に上手にまとめていますので、シナリオについては
良い評価をつけていますけどね。