共通ルートでは、主人公の家庭や学園での問題に少し触れながらそれなりに楽しく
学園生活を送っている所を描写しています。個別ルートでは各ヒロインの悩みに
ついて描写したり、逆に主人公の学園や家族と問題について描写したりしています。
学園の問題は翠の個別ルートで、家庭での問題は理香子の個別ルートでそれぞれ
詳しく描写しています。特に理香子の個別ルートは、家庭での問題以外にも様々な
問題がありますが、それを 1 つずつ解決して主人公と理香子が成長していく所を
見ていると、やっぱりこのゲームのメインヒロインは理香子なんだな、と思いました。
翠の個別ルートは、学園での問題を中心に描写してます。このルートは主人公の
カッコイイ活躍も見どころの 1 つですが、最大の見どころは翠との
恋愛描写 です。
親友から恋人への変化、この辺りは上手く描写出来ていたと思います。美沙の
個別ルートは先生と生徒の恋愛と言う、この手のゲームにありがちな話ですが
そこに新しいサブキャラクターを話に加えた事により、先生と生徒の恋愛に更に
新たな要素を加える事によりシナリオを一段上に上げていると思います。この
3 つの個別ルートと比較するとひなこの個別ルートは内容が薄く、シナリオでは
劣っていると言わざるを得ないですね。この欠点さえなければもっと上の評価を
つける事の出来る内容だっただけに残念ですね。