共通ルートでは 明穂→千早→つばさ→珠美→+α と各ヒロインにそれぞれ
スポットを当てて話が進み、文化祭での出来事をきっかけに話が大きく
動き出します。個別ルートでは、各ヒロインの負の感情と折り合いを
つけながら、様々な厄や怨念などの問題を解決していく話ですね。
共通ルートで多くの時間を掛けて各ヒロインの考え方や想い、心情などを
丁寧に描写しています。このおかげで各ヒロインを自然に好きになれると
思います。ただし、基本的に主人公はヒロインの 1 人である明穂の事が
好きで、明穂も主人公の事が好きなので、他のヒロイン達は明穂が身を
引かない限りはくっつかないんですよね。そしてそんな明穂は心の中では
主人公を渡したくないと思いながらも主人公の事を想い自分の個別ルート
以外では身を引き、主人公と他のヒロインのために奔走したり、大事な
場面でサポートしたりしていているんですよね。そんな訳で自身の個別
ルート以外でも明穂の出番は多いです。だからこそ、明穂の個別ルートは
もう少し
工夫 して欲しかったと言うのが正直な所です。決してダメな
訳でないですよ。ただ、話の流れがあまりにも
予定調和 だったんで先が
簡単に予想出来てしまって、事実その通りに進んでしまった分、驚きが
少なかったと言うだけですから。