共通ルートでは 空に魅せられ空に憧れる。その中で学園のソアリング部と
グライダーを知り、1 つの目標に向かって全力で突き進んで行くのを描写して
います。個別ルートでは 各ヒロイン達が抱える問題と主人公が向き合って
様々な困難を乗り越えながら互いに成長していき 1 つの目標を達成しようと
頑張ると言った感じですかね。
プロローグや共通ルートで、現実的に本当に出来るのかどうかは別として
グライダーに関する説明や解説をしているので、この手の知識に疎い私でも
内容を理解しやすかったですね。それ以外でも、大きな目標に向かって
部活の仲間達と一緒に頑張る少年少女達は爽やかと言うか、まぶしすぎる
程に青春を謳歌していましたね。例え目標を達成できなくても、そこまでに
頑張ってきたことや努力した事は、決して無駄な事ではないと個人的には
思いますし、そう思わせてくれる様なシナリオだったと思います。それぞれの
個別ルートについては、グライダー、ソアリング部、ヒロインとの関係に加え
小鳥の個別ルートでは家族。天音の個別ルートではイスカ。と言った複雑な
関係も丁寧に描写しながらもキレイにまとめていたと思います。正直、小鳥と
天音の個別ルートとプロローグと共通ルートだけなら
A か、場合によっては
A+ にするか悩むぐらいの評価になっていましたね。シナリオに関しては。
それが
B の評価になった原因の 7 割は依瑠の個別ルートの責任ですが。
いや、そもそもあれは、依瑠の個別ルートと呼んではいけない物です。私は
認めません。だって、公式サイトで
清々しくて甘酸っぱい青春ラブコメ と
言っておきながら
あの展開 は無いでしょ。その問題さえなければ、恐らく
一段上の評価をシナリオではしていたでしょうね。なぜなら、ソアリング部や
グライダーの描写は、亜紗の個別ルートよりも良く出来ていましたからね。
亜紗の個別ルートは主人公と亜紗の関係に重点を置き過ぎて、その描写が
雑になっていましたからね。ここは反省点だと思います。最後にあげはの
個別ルートについてですね。これは正直評価が難しいですね。グライダーや
ソアリング部の描写は十分ですけど恋愛描写の方がね。
ネタバレ を避けて
書くと、
あげはの嘘を許容出来るか? ここがポイントになって来るのでは
ないでしょうか。それが気にならないなら、小鳥や天音の個別ルートに近い
評価になると思います。