タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
カノジョ*ステップ   SMEE   30 時間前後  
                                       
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
B+(23/30)    B(14/20)    (16/20)    A+(26/30)    B+(79)      

初めに(前書き)
今回のレビューに関しては、とあるキャラクターの存在について軽く描写
 
する程度にとどめていますが、そのキャラクター自身について書く事が
 
既に ネタバレ と言えなくもないので、少しの ネタバレ も嫌だと言う人は
 
このままお戻り下さい。いっそのこと、そのキャラクターの存在を明かして
 
レビューを書こうかとも考えたんですが、あまり下手な事を書き過ぎると
 
それはそれで楽しみが減ると思いましたので、軽く描写する程度に一応は
 
配慮したつもりです。そのせいでやや読みにくい文章になっているかも
 
しれませんが。その辺りの事も含めて納得された方にのみ、このまま
 
読んでいただければ幸いです。

総評
重たかった と言うのが、クリア後に最初に思った正直な感想です。後で
 
シナリオやキャラクターの所でも書きますが、ヒロインの多くが主人公に
 
べったりと甘えたり、めんどくさかったり、周りに見せつけるかのような
 
バカップルぶりだったりして、クリア後に胸やけと言うかお腹いっぱいと
 
言うか、とにかく 重い と感じましたね。ですが、これが欠点と考えるか
 
どうかはプレイした人によって変わると思います。個人的には、そんな
 
描写を期待してプレイしたので、その点は満足です。それから、そこまで
 
大きなボリュームではないのですが、恋人関係になった事を周りに隠す
 
パターンとオープンにするパターンの 2 つを用意していている点も私は
 
評価しています。まあ、これは人によっては個別ルートを二度もプレイ
 
してイベントを見る必要があるので、面倒に感じる人もいそうですが。
 
新たなヒロインの一面が見られたので私は満足してます。全体的に
 
様々な要素をプラスに感じたので、満足度は高いです。個人的評価に
 
それが反映されています。私が気になった点については、ヒロインと
 
主人公との一対一の関係を重視した分、各ヒロイン同士のやり取りや
 
会話が多少少なくなっていて各ヒロインの攻略パート(簡単に言えば
 
ヒロインと主人公との一対一の会話パート)での選択肢の多さが結構
 
面倒に感じましたね。一応正しい選択肢を選べば音で知らせてくれる
 
フォローがあるので、まだマシですが。この 2 点については、欠点と
 
言えると私は思います。それ以外の各項目については、グラフィックを
 
除いて及第点以上の出来だと思います。特に、キャラクターに関しては
 
ヒロイン、主人公、サブキャラクター。どれも高いレベルで安定していて
 
素晴らしい 出来だと言えます。後は、グラフィックの出来さえ、もう少し
 
良ければ、間違いなく多くの人に勧めれれる作品になっていたんですが。
 
慣れてくると、そこまで気にならなくなるんですが、初見で絵を見て購入を
 
ためらう人も多そうですね。

あらすじとプレイについて
簡単に書くと、とある事情で引っ越しを繰り返しているために、彼女や
 
親友がいない主人公(名前変更可能)が「もう引っ越しはしない」と言われ
 
やってきた田舎の学園で全力で青春を楽しもうとする。と言った感じです。
 

共通ルートは 1 時間半前後で、その後、総評でも書いた攻略パートが、大体
 
2 時間前後あります。そしてその後に個別ルートに入ります。個別ルートは
 
1 時間半 〜 2 時間ですが、ヒロインによっては前後する場合もあります。
 
攻略パートに関しては最速で進めて 2 時間前後なので全ての攻略パートを
 
各ヒロイン事に毎回見る事を考えると、総プレイ時間が 35 時間を超える事も
 
あると思います。攻略順については、今回に関しては、完全に自由でいいと
 
思います。気になったヒロインからでもいいですし、そこまで気にならない
 
ヒロインからでもいいと思います。

シナリオ
共通ルートは 簡単に主人公の現在までの境遇や転校先の学園の様子。
 
後は、これからの目標を決めたりするシーンを中心に描写しています。
 
攻略パートは、主人公とヒロインの交流の中で互いに惹かれ合っていく
 
様子を中心に描写しています。個別ルートは、恋人関係になってからの
 
周囲にバカップルと呼ばれる日常シーンや、各ヒロイン事の悩みなどを
 
中心に描写しています。
 

恋人関係になるまでの過程。恋人関係になってからのやり取り。どちらも
 
非常に丁寧 に描写しています。恋人関係になるまでの過程に関しては
 
主人公がアレだからこそ、ヒロイン達が興味を持ち、交流を重ねる事に
 
少しずつヒロインが主人公に惹かれていく。そして、とあるきっかけに
 
よって主人公への好意を自覚したり認識を変えたりもします。主人公の
 
方もヒロイン達との交流によって少しずつ、そのヒロインを好きになり
 
些細な反応や行動にドキッとしたりします。こう言った積み重ねを経て
 
告白シーンに至り、恋人関係になる。恋人関係になってからは、周りに
 
見られれば バカップルとも言われかねない言動や行動が目立ちますが
 
そんな中でもヒロインの悩みや問題を取り入れながらも、そこばかりを
 
中心にせずに 恋愛描写 にも最後までキチンと力を入れていましたね。
 
ここを私は評価したいです。どうしても恋愛描写だけだと地味になりがちで
 
他の要素を入れたりするんですけど、それを描写する事に重視し過ぎて
 
恋愛描写 が疎かになったり、誰が得をするのか分からないシリアスを
 
ぶち込んだりするのはね。まあ、別に他の要素を入れる事が駄目だとか
 
言うつもりはないですよ。シリアスだって、お話に 必要ならば ドンドン
 
入れてもいいと個人的には思います。シナリオの 整合性や矛盾
 
最低限カバー出来るならばですが。で、このゲームでは各ヒロインが
 
それぞれ抱えている問題があります。これをもっと重視してシナリオを
 
展開する事も出来たはずですけど、そうはせずに 恋愛描写 を中心に
 
話を最後まで進めた結果。印象に残ったのは「個別ルートはひたすら
 
イチャイチャしてた。多少は良い話もあったけど」と。これが私の正直な
 
個別ルートの感想です。ですが、このゲームに関してはこれで正解だと
 
思います。他の要素を描写し過ぎなかったからこそ、主人公とヒロインの
 
イチャイチャが印象に残った訳ですからね。次にシナリオで、私が気に
 
なった点についてですが、キャラクター同士の会話の中で、あっちでは
 
悪いものとして言っていた物をこっちでは、良い物として言っていたり
 
していると言った会話の矛盾がいくつか見られた事ですね。この辺りは
 
複数のシナリオライターが書いた物をキチンと統括出来ていないから
 
起こる物だと思います。その辺りのすり合わせは丁寧にやって欲しい
 
ですね。シナリオのまとめとしては、細部の雑さはあるけど、キチンと
 
恋愛描写 を丁寧に描写していた。といった感じですね。

グラフィック
明確な欠点とまでは言えないですが、良い出来とも言えませんね。割と
 
慣れてくればある程度は気にならなくなって来ますし、及第点レベルは
 
何とかあると思うんですけどね。一枚絵に関しても、椎名の個別ルートの
 
ラストと、のえの浴衣の一枚絵は個人的に少々違和感を感じましたね。
 
ですが、立ち絵の感情表現や動かし方は良いと思います。主人公などに
 
弄られて、照れたりする各ヒロイン達は可愛かったです。お気に入りの
 
一枚絵に関してはHシーン後に髪をとかす久遠の一枚絵ですね。普段と
 
違う髪形の久遠は中々良かったです。

音楽
オープニングの ハレノヒステップ はサビの部分がゲームの本編の内容を
 
良く表現していていたと思います。エンディングの HAPPY for GOOD は
 
ゲーム本編終了の熱がさめない段階での、あの入り方は良かったです。
 
BGMに関しては、各ヒロインのイメージに合わせた物があるんですが
 
私は明日香の 元気なアイツは女の子 がタイトルまで含めて一番合って
 
いたと思います。それ以外のBGMだと 想いの先に と それから ‥ が
 
印象に残っていますね。特に後者はラストの内容や雰囲気と良く合っていた
 
BGMでしたので。

キャラクター
このゲームの登場ヒロインはみんな ギャップ 素晴らしかった ですね。
 
自立した大人の女性に見えて、実はとっても甘え下手だったり、自分の
 
容姿に自信が持てず自虐にばかり走るけど、最後はとても可愛くなったり
 
普段はあまり女の子っぽくないけど、実は家事万能とか様々な ギャップ
 
魅力的なヒロインが多いです。その中で一番好きなヒロインを決めろと
 
言われると久遠になりますね。いやーひと味違う後輩ヒロインでしたね。
 
パッと見はどこかの箱入りお嬢様ぽい感じなんですが、それは間違いでも
 
あり正解でもあるんですよね。攻略パートや個別ルートでも様々な事実を
 
知っていくにつれてどんどん好きになっていきました。ただ 1 つ残念だと
 
思ったのは、個人的に一番久遠が可愛いと思ったシーンが個別ルートに
 
入る前の攻略パートの一シーンだった事です。このシーンで風邪を引いた
 
久遠が普段より幼くなっているんですが、ここが普段との ギャップ の関係で
 
凄まじく久遠が 可愛かった ですね。個人的には、ここを超える可愛さを
 
個別ルートで見たかったんですが、それが叶わなかったのが残念です。
 
サブキャラクターに関しては、健勝、正吾、環、の同級生 3 人が上手く
 
行動してくれましたね。何気ない日常会話も随分と面白くなりますので。
 
また、主人公とヒロインが付き合った後に賑やかしたり羨ましがったりと
 
言った役目も担ってくれました。後は、主人公の姉の槙と祖母のウメ婆が
 
中々良かったです。ただピークが共通ルートだったので、個別ルートで
 
もっとはじけても良かったような気はしますが。最後に主人公について
 
ですが、結構ヤバい所もありますけど、基本頭の中は小学生なんで結構
 
単純です。ですが、今までの経験から本当に困っている人がいれば自分の
 
事は考えずにその人を助けたり、以外と人の事をよく見ているので、その
 
人の悩みを見抜いたりも出来ます。元々、このゲームの登場ヒロインは
 
良い意味でも悪い意味でも普通では無いので、主人公のようにズガズガと
 
入り込んでくる人は今までいませんでした。だからこそ、主人公に興味を
 
持ち、少しずつ交流を重ねて心を開いて恋に落ちたんでしょうね。

Hシーン
回想シーンに、椎名、のえ、明日香、久遠、各 4 つとそれ以外に 2 つの
 
合計 18 のシーンがあります。尺もそれなりにありますし、Hシーンの
 
濃さもまずまずだと思います。後、田舎が舞台と言う事もあり青姦率が
 
少々高めです。プレイについては、フェラとパイズリと軽い放尿ぐらい
 
ですが、衣装が制服はもちろん、体操服、水着、浴衣、レオタード、と
 
そこそこバリエーションがあるのでそこも評価出来るポイントですね。

最後に一言
女子生徒Aは十分可愛いとおもいますが。




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