共通ルートは 主人公が彼女を作りたいと決意するまでの話の中に各ヒロインの
簡単な紹介と主人公との距離感を描いています。その後の、アプローチパートは
主人公が各ヒロインと基本的に一対一で話ながら好感度を上げて、いくつかの
イベントを見た後、主人公が告白する事を決断をして、ヒロインと恋人関係に
なるまでを描き、個別ルートは基本的にイチャイチャしながらも、各ヒロインの
問題や関係について主人公が真剣に考えて、各ヒロインのために行動をしたり
手助けをしたりする過程を描写しています。
友達から更に関係が進み、互いに好きになり、告白を経て恋人になる。そして
強い絆を育む。また、ヒロインによっては全くのゼロから友達になる場合も
ありますが、それらを含めて、それぞれの描写については、全体的に見れば
良く出来ていたと思います。ただ、アプローチパートでの会話のやり取りや
内容については、疑問を感じる事がいくつかありましたし、違和感があった
場面もありましたね。ここは欠点だったと私は思います。ただ、明確な欠点は
それぐらいで後は、タイトルやテーマをシナリオ内で上手に表現出来ていたと
思います。特にヒロインと恋人関係になる事を決意してからの一連の主人公の
行動や言動はカッコ良かったですし、
友達から恋人への変化の始まり を
丁寧に描けていましたね。その後の個別ルートに入った後も、様々な出来事を
1 つ 1 つ、主人公とヒロインが一緒に乗り越えて行く事で、強い絆を育み
あのエピローグへと繋がっていくんですよね。ゲームのタイトルやテーマを
考えると、理奈のシナリオが一番合っていたと思います。ただ、個人的には
陽茉莉のシナリオが一番印象に残りましたね。アプローチパートのイベントで
主人公に語った過去の話からお互いに意識し出して、少しずつ距離を縮めて
そしてあの告白シーンへ進む流れも良かったですが、個別ルートで陽茉莉が
過去の想いと決意 を語ったあのシーン。私はこのシーンで新たな、主人公と
陽茉莉との
深い関係 を見せてもらったので、凄く印象に残っていますね。