タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
はじカノ 〜君がいる部屋〜   キャラメルBOX いちご味   5 〜 10 時間前後  
                                       
シナリオ    グラフィック   音楽    キャラクター   総合点数    個人的評価  
B(22/30)    B(14/20)   C+(13/20)   B(22/30)   B(71)     

総評

低予算っぽい作りではあるけど及第点の出来ではあった
正直な感想ですね。全体的に言いたい事はいくつもあります
けど はじカノ 〜君がいる部屋〜 というタイトルを表現
出来ていると言って問題無いレベルなのでそこは評価する
ポイントだと思います。ただ、ゲーム中でオープニング曲も
エンディング曲もなかったと言っていい点については流石に
擁護出来ませんね。後は及第点ぐらいの評価ですが、細かい
部分については各項目で書いていきます。全体のまとめとして
サクッと各ヒロイン達とイチャイチャしながら同棲生活を
楽しめればいいと言う人にはおススメ出来る内容でしたが
細かい不満点も多いですね。

あらすじとプレイについて

簡単に書くと 社会人 2 年目の主人公が些細な出来事を
きっかけにしてタイプの違う 3 人の女性と言葉を交わして
交流を深めて恋をする。そしてその中の 1 人と付き合い
はじめて一緒に暮らす事になり、ほんのりと、でも確かに
そこにある「幸せな日々」を感じていく…(一部公式サイト
より抜粋)といった感じですかね。
 
総プレイ時間は 5 〜 10 時間です。共通ルートは 1 時間
前後で個別ルートは 1 時間半前後です。ただ、Hシーンが
そこそこ多いので、Hシーンをどれぐらいのペースで読む
かで、少し時間が変わってくると思います。攻略順ですが
私は 結愛奈→美咲→舞衣 の順番でプレイしましたけど
美咲→舞衣→結愛奈 の方が良かったのかなと思います。
ただ、これは結愛奈の個別ルートのまとまりが個人的に一番
良かったと感じた結果ですので、この順番でなくても特に
大きな問題はないと思います。

シナリオ

共通ルートは、ほとんど各ヒロインの紹介をして終わる形で
個別ルートでは一緒に住む事になったからこそ気づいた事や
想いなどを中心に描写しています。
 
まず、単純に共通ルートを後 30 分は増やして欲しいですね。
そして増やした時間でもう少し各ヒロインが主人公に惹かれる
描写をする事によって各ヒロインや描写次第で主人公がもっと
魅力的に見えるはずです。現状だと妹の結愛奈や先輩の美咲は
まだ何とかなるんですが舞衣は主人公との付き合いが短いので
主人公が好きと言われてもイマイチしっくり来ないんですよね。
まあ、伝家の宝刀「一目惚れ」でごり押してこないだけマシと
いう考え方もありますけどね。いずれにしても後の個別ルートで
存分にイチャラブ描写をするためにも 惹かれる描写 は大切に
して欲しいですね。後は各個別ルートの完成度のバラつきを
統一して欲しいです。個人的に結愛奈の個別ルートは彼女の
内面や葛藤。そして過去描写を交える事により結愛奈がいかに
主人公の事を想っているかを知る事によってイチャラブ描写に
厚み(この表現で伝わるかな…)が生まれ、より楽しめました。
また、短いながらも美咲や舞衣を登場させて会話シーンを用意
する事によって彼女達の踏ん切りを付ける描写。これも大切
だと個人的に思います。これらの描写が上手だった結愛奈の
個別ルートと比較すると美咲の個別ルートはその部分は割と
雑でした。特に舞衣や結愛奈なんて美咲の個別ルートではほぼ
登場しませんでしたからね。じゃあ、舞衣の個別ルートはどう
なんだと言われると結愛奈と美咲の中間で美咲よりですかね。
結愛奈や美咲の踏ん切りを付けるシーンが全くない訳ではない
ですが描写が薄いですし、内面や葛藤などの描写も無い訳では
ないですが弱いです。個人的には美咲と舞衣の個別ルートでも
結愛奈と同じぐらいの描写が出来ていればもっと彼女たちを
魅力的に感じられたでしょうし、そこは改善できるポイントの
1 つだと言えます。さて、ここまで不満点が多かったですが
最後に良い点を書いて終わりたいと思います。それは総評でも
書いたタイトルの表現の上手さです。初めての彼女。そして
一緒に暮らす事で気づく事や彼女のいる部屋の良さ。まさしく
タイトルが示している事です。この描写の良さは全ての個別
ルートで上手に描写出来ていました。ここはこのゲームで
私が一番おススメ出来る所でもありますね。

グラフィック

総合的に見れば大きな問題はないですが、主人公の逸物の
色彩やゴムの描写。そして各ヒロインの立ち絵での瞳の中の
ハートマークは気になる人が割と多そうなので、その点は
注意が必要ですね。私も最初は結構違和感がありました。
一枚絵に関しては大体及第点ですが、ヒロインの胸の描写が
一部のHシーンで少し崩れているように感じましたね。まあ
こちらは個人的には許容範囲ですが。後は各個別ルートの
最後の方で表示される一枚絵はまずますの完成度で、特に
美咲がベランダからこちらに手を振る一枚絵はタイトルを
的確に表現した良い一枚絵です。

音楽

ゲーム中にオープニング曲もエンディング曲も流れないと
言って過言ではないので、流石にここの評価は低めですね。
それでも、BGMの 出逢えてよかった のメロディーが
使われていた場面にマッチしていて良い印象だった事と一応
主題歌を用意していましたので、最終的にはこの評価にして
います。

キャラクター

さて、まずはヒロインに関してですが 3 人共好きですね。
初期の印象では結愛奈が弱かったので、最初に個別ルートを
プレイしましたけど、評価がガラッと変わりましたね。私の
好きな展開だった事も無関係ではないですが、どんな理由でも
自身の過去と 主人公への想いを 限られた尺の中で描写してる
事は評価できます。また、そういった描写がキチンとしている
からこそ、自身の個別ルートでその想いが成就した後の笑顔は
可愛く感じられると思います。次に美咲ですが職場での会話や
同棲してからの対応などから彼女の好意は伝わってきますし
これはこれで悪くはないです。また、年上お姉さんの包容力に
癒されて包まれる。というのはやはり良いものですよ。最後に
舞衣ですが、初期の印象が一番良くて個別ルートのラストに
回しました。結果的に悪くはなかったんですが、想定の範囲を
超えて来なかったのが残念ですね。主人公に尽くす系で割と
純情派っぽい見た目ながらも結構エロいという ギャップ
人によっては、どストライクにハマりそうではありますね。
そして、この 3 人の中で誰が一番好きかと言われると多分
舞衣になるんですよね。文章の勢いだと結愛奈だと思われる
かもしれません。実際ほとんど差はないです。初期の印象が
舞衣>美咲結>>>結愛奈 だったのですがほとんど差が
なくなる所まで持ってきたのでそう感じるかもしれませんが。
後は主人公についてですね。サブキャラクターについては
ほとんどいないと言って良いので、割愛します。結愛奈の
友達とか主人公の勤める会社の同僚とかは立ち絵があっても
いいかなと思いましたけどね。さて、主人公については多分
Hシーンの一枚絵の印象が一番強いんですよね。まあアレは
主人公が幼く見えるのを表現するためにそういう書き方を
しているんでしょうけど、賛否は分かれそうですね。私は
そこまで気にはしていませんけど。ちょっとだらしない所も
ありますし、一人暮らし経験者ならある程度共感出来る所も
あったりしますが、基本的にはそこまで印象的な主人公では
ないですね。まあ、大事な場面では色々と考えたり、行動
したりとしていますので、嫌悪感を感じる人は少なそうな
気はしますけどね。

Hシーン

シーン鑑賞に各ヒロイン 12 でおまけで、もう 1 つ収録
されていますので、合計 37 とかなり数は多いです。また
前戯からの本番の流れがそこそこ多いですね。シーン数も
多いですが、コスチュームも制服にメイド服。裸エプロン。
セーターに下着などそれなりに多く、フ〇ラとかパイ〇リは
当然として、〇乳やバ〇ブにオ〇ニーなどそれなりの内容を
用意しています。ただ、純粋な放〇シーンがなかった事は
個人的に残念ですね。後、全ヒロインにスマホのシーン
撮影を用意しているのはライターの趣味なんですかね?

最後に一言

工夫すればもう一段上にいけたので惜しいですね。

 
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