共通ルートは 神の在り方や力についてを中心に新しい海神の成長などを
描写しています。個別ルートでは 発破をかけられた主人公が気になる
ヒロインを 1 人選んで恋人関係になった後イチャイチャしたり自身の
将来を考えたりしながらヒロインと共に成長していきます。
終始、神様に関係している事を中心に話が進んで行きます。人間である
英麻や明日海の個別ルートでもそれなりに神様関係の内容が多いですね。
基本的には共通ルートの終わりの時点でヒロイン達は主人公に大なり小なり
好意を持っている上に主人公が発破をかけられて自分の気持ちを自覚する為
個別ルートの割と早い段階で相思相愛になります。そこからひと悶着あって
恋人関係になって様々な問題を乗り越えて行くのが基本的な流れですね。
各個別ルートを見た限りでは、叶の個別ルートが全体的にまとまっていて
キレイな終わり方をしたと思います。それと
対をなしている のが水緒里の
個別ルートです。こちらは今まで説明不足だった事や先代の山神や海神の
思いなどが明らかになる話となっています。この 2 つの個別ルートは特に
ヒロイン達の心情や神様の在り方などを中心にバランスよく描写していたと
思います。もちろん明日海や英麻に芽衣の個別ルートも及第点以上の出来
ではありましたが、叶と水緒里の個別ルートと比較するとヒロイン達の
心情や神様関連の内容が少々説明不足な所がありましたね。全体的に
見て神様要素と恋愛描写をバランス良く融合しながらそれなりに良い話が
出来ていましたので、そこまで大きな文句は無いですね。あえて言うなら
細かい部分での設定の練り込みや全個別ルートでのヒロイン達の丁寧な
心情や想いの描写が出来ていれば良かったと思います