タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
ハロー・レディ !   暁WORKS   20 〜 25 時間  
                                     
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
(24/30)    B+(15/20)    B+(15/20)    (24/30)    B+(78)    B+   



初めに(前書き)
今回のレビューは、個人的には ネタバレ とは考えてないですが、公式サイトの
 
作品紹介やゲームのパッケージに書かれていない設定について、一部紹介して
 
います(体験版の方では結構、紹介されている内容です)もしこれを ネタバレ
 
考える方は レビューページに戻る をクリックして戻られる事をオススメします。

総評
主人公を 受け入れられるか と言う点が最大の問題ですね。個性的と言うか
 
ハッキリ言えば 変態紳士 と言う言葉が本当に良く似合うキャラクターです。
 
ですが、様々な場面でカッコ良く、そして魅力的に描かれてる主人公だったと
 
言えますね。反面、尊大な振る舞で、常人から外れた言動を繰り返す事もあり
 
それが、登場人物だけでなくプレイする人にも反感を買う事もあるので注意が
 
必要ですね。それと私は、このゲームは主人公が 目的を果たす と言う事が
 
メインのテーマとなっていると感じて、それ以外の恋愛描写などの要素が若干
 
弱くなっている様に思いましたね。それ以外はグラフィックや音楽の出来は良く
 
演出も良かったですね。システムも、共通ルートや各ヒロインの個別ルートの
 
各シーンジャンプ機能があるので使い勝手も良かったです。総合的な評価として
 
主人公に不快感さえ感じなければ、後は大きな欠点もなく、優れた良作でしたね。

あらすじとプレイについて
簡単に書くと ある目的を持って、天河ノーブル・スクール(通称スクール)と
 
呼ばれる学園に編入した主人公が、スクールの中で頂点に立つ組織、クラウンの
 
筆頭の少女と自身の信条から対立する事になる。主人公の編入が、スクールに
 
どのような変化をもたらすのか? そして主人公の目的は達成されるのか? と
 
言う様な感じですかね。
 

総プレイ時間は 20 〜 25 時間で共通ルートは 2 時間半 〜 3 時間ぐらいで、各
 
ヒロインの個別ルートは 2 時間前後で、朔の個別ルートのみ、約 30 分ぐらい
 
長めですね。それと、各ヒロインの個別ルートの他に 6 つ程ルートが用意されて
 
います。ただ、こちらは 1 つ、せいぜい 5 分ぐらいの物ですが。個別ルートの
 
攻略順については、ルートロックの関係も考えて 珠緒→空子→エル→朔 の
 
順番でほぼ確定です。一応、珠緒と空子の順番のみ、逆にする事も可能ですが
 
珠緒を最初にした方が全体の流れに合っていると思います。個別ルートの他の
 
6 つのルートについては、どのタイミングでも良いと思います。

シナリオ
共通ルートでは 主人公とヒロイン達との対立や和解。スクールや特別な力に
 
ついて、そして主人公の目的が明かされる所までを描いています。個別ルートは
 
様々な理由で主人公と深く関わってしまったヒロインに対して、協力をしたり
 
対立したり、時には自分を見失ってしまいながらも、主人公は自分の目的を
 
果たすために進み続ける様子を中心に描いていますね。
 

主人公の目的。 個別ルートによっては若干ぶれる事もありますが、これを一貫して
 
主人公が貫いていたのは良かったと思います。また、主人公に強力過ぎる 個性
 
インパクト を持たせるだけでなく、それに負けない程の カッコ良さ も上手く、描写
 
出来ていて主人公の名に恥じない活躍ぶりでしたね。それだけでなく、全編を通して
 
主人公が主人公らしく活躍して、魅力溢れ出る (変態性も溢れ出るけど) 部分を
 
キチンと描写しながらも、自分の信念を貫き通す。これだけで、十分に魅力的な
 
シナリオになっていると私は思います。更に朔の個別ルートはこれまでの謎や
 
前にプレイしている、エルの個別ルートでの不満点も解決した上で最終的には
 
キレイにまとめてくれたと思います。個人的には最後の件は若干蛇足にも感じ
 
ましたが、それまで、ろくな見せ場のないキャラクターにもスポットを当てて
 
主人公の目的にも絡ませながらまとめた点は評価しています。シナリオ上の
 
欠点としては、主人公の目的に力を入れ過ぎた分、他のシーンの印象が若干
 
薄くなっている事と、朔の個別ルートの最後の展開を考えると他のヒロインの
 
個別ルートがもやもやする事。この 2 点ですね。まあ、それを差し引いても
 
十分過ぎる出来だったとは思いますけどね。

グラフィック
グラフィックの出来は良いですね。また、特別な力を使う時のシーンでの演出が
 
中々厨二要素が入っていましたね(これは好き嫌いが別れそうですね)主人公の
 
グラフィックも単独の一枚絵を含めて、かなりの枚数に登場していて、ここでも
 
存在感を放っています。個人的には主人公に微笑みながら、手を差し出す朔の
 
一枚絵は結構好きですね。主人公が出ている一枚絵ならボロボロになりながらも
 
朔の前に立つ主人公の一枚絵ですかね。このシーンでのヒロインの前に立つ
 
と言う行為はやっぱりカッコイイと思います。

音楽
ダイナミックな迫力のある曲の印象が強く残っていますね。 絶望の中で や
 
恐怖の幕 に 深海の闇 などがそんな曲ですね。そんな中で Asad tear の
 
様な穏やかな曲も、結構印象に残っていますね。オープニングは 2 種類あり
 
Soul Release が最初に Truth and Light が後に流れますが、どちらも良い
 
曲でしたね。両方とも、piano,Ver があるんですが、それぞれ良い場面で
 
いましたね。エンディングの Hello Lady も落ち着いた、暖かい曲で話を
 
締めるのに最適な曲だったと思います。

キャラクター
今回は最初に主人公について書きます。唯我独尊とも言える性格をしていますが
 
実際は女性に対しては(変態な所を除けば)紳士的で優しく、認めるべき事は
 
素直に認められる所もありますし、自分の師には悪態をつきながらも、敬って
 
いる所もありますので、私としては唯我独尊と言う言葉は厳密には違う様な気が
 
しますけどね。目的のために努力を重ねて、自分の信念を曲げずに発言したり
 
行動する姿は、やっぱりカッコ良かったですね。ただ人によっては、発言が少々
 
くどく感じたり、かっこつけすぎな様に感じる人もいそうですけどね。私も多少
 
主人公の発言にくどさを感じましたし、この辺りは注意した方が良いですね。
 
一番好きなヒロインは、やっぱり朔ですね。彼女の誇り高さや真っ直ぐな所も
 
好きですが 普通の少女 な所も彼女の魅力だと思います。サブキャラに
 
ついては、やっぱり美鳥が好きですね。てか、あれで彼女の個別ルートが
 
ないのは、仕方ない事ではありますけど悲しいですね。共通ルートでの
 
やり取りや、舞踏会でワルツを踊るシーンでの会話など、見どころもあり
 
かなり好きなキャラクターなんですけどね。

Hシーン
回想シーンには各ヒロイン 2 回ずつで、エルのみ 3 回となっていますが 1 回は
 
フェラのみ、なんで実質的には、各ヒロイン 2 回ずつと考えて下さい。プレイに
 
ついては、フェラにパイズリなどがあります。特にパイズリは神の乳と主人公に
 
呼ばれる朔のパイズリは良かったですね。ただ、せっかくなんで 変態紳士
 
主人公にもっと 変態的 なプレイを見せて欲しかったですね。

最後に一言
たっ、珠緒は一応、Cカップだから小さくはないよ。成田君。




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