共通ルートでは、思い出の村に帰ってきた主人公が旧友と再会して、ふと
したきっかけで、学校の校庭に何かを埋めた事を思い出し、旧友と共に
この村の現状を知る話となってます。個別ルートは、展開が違いますが
共通して言える事は、校庭を掘り起こしながら
正直になれなかった事で
発生してしまった想いのすれ違い がメインで話が進んでいきます。
blue marbles と a side role はそれぞれ主人公以外の別の人物の
視点で上で書いた共通ルートと個別ルートを進めていく流れですね。
総評でも書きましたが
自分の気持ちを正直に伝えれれないもどかしさや
すれ違い をメインに描写しています。「自分の想いを素直に伝えられない
とかへタレかよ」思う人もいるかもしれませんが、私がそうは思わなかった
ですね(まあイライラしたシーンはありましたけど)最大の理由は、主人公
以外の登場人物の視点を描く事により、各キャラクターの考えや心情をより
深く知ることが出来たからです。この方法に関しては、他のゲームでも割と
よくやっていますがこのゲームでは、その
量と質 が違いますので。量に
関しては、Special Merge 版のおよそ 3 割。私のプレイ時間に換算すると
5 時間以上主人公以外の視点でじっくりと話が描かれていています。質に
関しても、丁寧に各キャラクターの葛藤や想いなどを丁寧に描写していると
思います。(納得出来るかどうかは別にして)未熟な、ある意味、年相応
の恋愛話ですが、その未熟さをシナリオでも上手く表現出来ていたと私は
思います。