タイトル名
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メーカー、ブランド名
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総プレイ時間
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しゅがてん!
-sugarfull
tempering-
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Recette
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10 〜 15 時間
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シナリオ
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グラフィック
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音楽
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B(22/30)
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A+(17/20)
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B(14/20)
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キャラクター
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総合点数
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個人的評価
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A(24/30)
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B+(77)
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B+
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総評
あまり派手さはないですが
堅実に手堅くまとまっていたと
思います。最大の魅力は
恵まれたグラフィックを活かして
幻想的な雪景色を上手に描いて
ゲームの 世界観 を表現して
いる所ですね。グラフィックに
関しては本当に素晴らしい出来
だったと思います。シナリオに
関しては、恋愛描写を中心に
主人公がヒロイン達を好きに
なっていく過程の描写が雑な
所もありましたがそれ以外は
割と上手にまとめていました。
音楽については若干印象が
薄いですが世界観には合って
いましたし、キャラクターに
ついては十分にヒロイン達を
可愛く描写できていましたね。
個人的にはまったりとした
雰囲気がゲーム全体から
伝わってきて幸せな気持ちに
なれました。総合的に見ても
十分良作クラスの出来だと
言えると思います。
あらすじとプレイについて
ざっくりと書くと 妖精が住むと
言われ不思議な伝承が残る町に
ある小さな洋菓子店。ちょうど
その日は町に伝わる伝承
「妖精の夜」の日でした。この
「妖精の夜」は町に小さな奇跡が
起きると言われています。とある
事情でその洋菓子店は、現在
休業中で「妖精の夜」の日に
お店を救って欲しいと店員達は
妖精にお願いをしていました。
そんな店員達と主人公が出会った
時。小さな奇跡と呼べる物語が
始まっていくのでした。
と言う感じですかね。
総プレイ時間は 10 〜 15 時間
ぐらいです。共通ルートは
2 時間前後で個別ルートは
1 時間半前後ですが、氷織の
個別ルートは追加で 1 時間前後
ぐらいかかると思った方が
いいです。また全個別ルート
終了後にちょっとしたオマケが
出現します。こちらは約 5 分
程度で終わる短いものですが。
攻略順は める→ショコラ→氷織
の順番をオススメします。まあ
めるとショコラは順番を逆に
してもいいですが。後、この
順番も絶対とまでは言いません。
ただ氷織を最後に持ってくる
事で色々と想像ながらプレイ
した方が面白いと思ったので
この順番をオススメとしている
だけですので。
シナリオ
共通ルートでは 主人公が
洋菓子店にやってきて
ヒロイン達と一緒にお店を
立て直す所を中心に描写して
います。個別ルートでは
各ヒロイン達の心に秘めた
問題や町の伝承や妖精に
ついての謎に迫ったりします。
基本的には、まったりとした
雰囲気の中で話は進んで
いきます。その独特な世界観は
本当に妖精がいるかもしれないと
思わせてくれますね。良く言えば
神秘的。悪く言えば非現実的と
言う事です。例えば共通ルートの
洋菓子店の立て直しのシーン
なんて流石に無理があるような
気がします。その後の個別
ルートでのお店の経営だって
非現実的だと思います。ただ
ここに文句を言う人は同時に
このゲームに向いていないと
思います。このゲームは
あくまでも雰囲気や世界観を
楽しむ様に作られていると
思います。それはシナリオでも
一緒です。せっかくの雰囲気や
世界観をぶち壊す様な無粋な
考えはやめてまったりのんびりと
プレイした方がいいと思います。
後、少し気になったのは主人公が
ヒロインを好きになる過程
ですね。この辺りの描写の
乏しさもあって主人公の心情を
理解しにくい所がありました。
これは欠点と言えると思います。
何だか欠点の方ばかり書いて
しまいましたが、妖精の夜や町の
伝承。更にヒロインの心情など
色々と描写しながら各ヒロイン
達の個別ルートや最後のおまけで
上手くまとめていましたね。特に
最後のおまけで明かされる事実。
後からもう一度読みなおすと
色々と伏線はあったのに最後まで
私は分からなかったですね。
この辺りは上手に作られていたと
思います。
グラフィック
ミドルプライスと言う事もあり
一枚絵の枚数は 50 枚以下で結構
少なめですが、クオリティーは
素晴らしい の一言。特に
ゲーム本編で大半のプレイヤーが
一番最初に見る事になる、めると
氷織がダイアモンドダストを見て
いる一枚絵はとても幻想的で
このゲームの世界観に引き込まれ
ましたね。私のお気に入りの
一枚絵の 1 つです。またそれ
以外の一枚絵もヒロイン達の
可愛さ や魅力を上手く引き
出しています。一枚絵の枚数の
少なささえなければ S の
評価をしていたでしょうね。
それぐらいゲームの世界観に
合っていたと思います。
音楽
曲のタイトルの多くが洋菓子や
果物の名前を使っていて
こんな所にまでこだわって
いるんだと思いました。音楽の
出来は決して悪くはないんですが
ゲームの世界観に合わせた曲が
多く、これだ! と言う曲が
ないのが残念な所ですね。
オープニング曲とエンディング曲
以外だと一番印象に残ったのは
星空の下でババロアと ですね。
神秘的な雰囲気を出すのに一役
買っていたと思います。
オープニング曲の
Candy a Mine や
エンディング曲の
てんぱりん も緩やかで穏やかな
感じでゲームの雰囲気に良く
合っていたと思います。
キャラクター
3 人のヒロイン達はみんな
魅力的でしたね。各ヒロイン達の
ギャップが私の好みなんで
それぞれ魅力的に映りましたね。
その中で一番好きなヒロインと
言われると、やっぱり氷織
ですかね。ある意味 王道 の
一見クールで大人な印象の彼女が
恋をしたらどう変わるか?と
言うのをよく描写出来ていたと
思います。まあちょっと強引に
恋人関係へのステップを進めた
感じは否めないですが。サブ
キャラクター達については
めるや氷織の姉の様な存在の
小町を始めとして良い人が大勢
いてヒロイン達や主人公を優しく
見守ってくれています。主人公に
ついては、様々な謎がありますが
それ以前にあまりに冷静すぎる
上に感情の起伏に乏しい所が
あって感情移入しにくいです。
ただキチンとヒロインの事を
考えて行動していますし嫌悪感を
抱く事はないと思いますが。
Hシーン
回想シーンに、めると氷織が
4 回でショコラが 3 回登録
されますが、実質各ヒロイン全
3 回ぐらいに考えておいた方が
いいと思います。プレイに
ついてはパイズリとアナル
ぐらいでそこまで変わった
プレイはないんですが 1 つだけ
金髪少女に首輪を付けて放○を
強要させると言う文字だけ見れば
どこの凌辱シーンだと言うものが
ありますが、凌辱ではないので
そこは安心してもらっていいです。
最後に一言
あまり幻想に包まれると現実に
戻ってきた時のダメージが…
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