タイトル名
 
メーカー、ブランド名   総プレイ時間  

春季限定

ポコ・ア・ポコ !

 
ALcotハニカム   10 時間前後  
                                           

シナリオ
  
グラフィック    音楽  
B(22/30)    B+(15/20)    A+(17/20)  

キャラクター
  
総合点数    個人的評価  
B+(23/30)    B+(77)      


総評

ミドルプライス作品としては

十分な出来だとは思いますが

各個別ルートでの内容を統一した

TRUEルート の様な物があれば

更に良くなったと思います。

音楽関係の描写が多いですが

そこまで難しい専門用語は

出て来ませんので音楽に疎くても

大丈夫です。グラフィックや

キャラクターの出来も良い上に

流石、と言うべき音楽の使い方と

良い曲もありますので、音楽の

出来は優れています。

総評としては、短いながらも

中々の良作と言える出来だと

思います。


あらすじとプレイについて

ざっくり書けば 音楽特待生

として学園に入学したのに

最近は音楽活動を全くして

いなかった主人公が、特待生の

資格を剥奪されてしまう事に

なりそれを何とかするために

嫌々ながらも再び音楽活動を

再開する事になる。その過程の

中で様々な失った物を取り

戻せるか?…と言う感じです。


総プレイ時間は 10 時間前後です。

共通ルートは 1 時間半前後。

個別ルートも大体同じぐらいです。

攻略順はルートロックの関係上

藍→桜→夏海 で決まりですね。

藍→桜 のみ逆にする事も

出来なくはないですが

夏海の個別ルート の内容を

考えると 藍→桜 の方が

しっくりくると私は思います。


シナリオ

共通ルートでは、主人公の現在の

複雑な人間関係を多少

描きながら音楽活動を再開して

これから頑張るぞ。と言う所

までを描き、個別ルートでは

主人公が失ったものをヒロインと

助けあったりしながらも

取り戻していく過程を中心に

描いています。


結局の所 各個別ルートとの

兼ね合いと合理性 この問題を

上手く解決する事が出来なかった

所が欠点ですね。どの個別ルート

でも、シリアスな場面を無理に

重くせず、また軽くもせずに良い

バランスで描写しながらも

最後は上手くまとめていたと

思います。ただ、こっちの

個別ルートではこの問題を丁寧に

解決まで描写していながら

あっちの個別ルートでは全く

触れらなかったりと、全ての

個別ルートを見た時の

違和感 が結構ありましたね。

まあ、これは別にこのゲームに

限った事では無い話ですが

それが大きかったので今回は

どうしても気になりましたね。

それを解決する 1 つの手段が

総評でも書いた TRUEルート の

様な物を作り、そこでまとめて

解決してしまう方法ですね。

今回ならいっその事、夏海の

個別ルートで、藍や桜の問題を

ある程度解決しながら夏海の

問題を解決する様な形にした

方が、今よりもっと全体的に

シナリオがまとまると私は

思います。ですが、そうすると

夏海の個別ルートで色んな問題を

押し込んでしまいますので

それはそれでややこしくなる

可能性もありますが。現状でも

各個別ルート単体 だけで

見れば、上で書いた様に上手に

まとめていますので、シナリオに

ついては良い評価をつけて

いますけどね。


グラフィック

ミドルプライスと言う事もあり

一枚絵の枚数は多くない

(全56枚)ですが一枚絵や

SD絵の出来自体は良いと

思います。ただ、グラフィックで

少し気になった点がありまして

桜のバイト先で女子の制服の頭に

付けているホワイトブリム

(でいいんでしたっけ?)の

ハリボテ感 はやっぱり違和感が

ありましたね。一枚絵については

こちらを指さしながら、少し

照れている桜の一枚絵で桜の

珍しい、少し照れてながらも

笑っている姿が見られてそれが

また、可愛かったですね。私の

お気に入りの一枚絵です。


音楽

ここは、流石に力を入れて

いましたね。曲に関しても

素晴らしい出来だったと

思います。曲の出来だけなら

流石に はるかかなた の

出来が、ずば抜けて良かった

です。曲の使い方は

春花彼方 〜 on piano 〜 の

タイトル画面での使い方が

良かったですね。それから

オープニングの

Aliare - halfchorus - や

エンディングの

新しい調べ - halfchorus - も

両方とも良い曲でした。特に

オープニングの

Aliare - halfchorus - は

出だしのメロディーとサビの

部分が素晴らしく良い曲です。

それ以外にも 運命と意志 や

夕焼い空、長い影 と言った曲も

印象に残っていて、音楽は

全体的に見て素晴らしい

出来でしたね。


キャラクター

藍の 駄妹 っぷりも嫌いじゃ

ないし、夏海の ツンデレ

悪くはないですが私は、桜の

ギャップ にやられましたね。

普段はつかみどころのない感じで

マイペースな性格でよく周囲を

困らせていますが、音楽と親友に

対する接し方は真剣です。そこの

ギャップも良いですけど

やっぱり照れた時の反応は普段の

彼女からは想像出来ない程に

可愛い所が魅力的で、私がこの

ゲームで一番好きなヒロイン

ですね。サブキャラについては

多々良先輩のエセ関西弁風の

話し方は若干気になりましたが

主人公達に笑いを提供しながらも

頼れるお姉さんとして主人公達を

支えていたのは良かったです。

また、主人公の友人であり、若干

ホモっぽい所はあるものの

随所で主人公を助ける敦も中々

良かったです。


Hシーン

回想シーンに夏海と桜が 3 回で

藍が 4 回登録されますが

オナニーだけのシーンもあったり

して、実質的には各ヒロイン

2 回と考えてもらった方がいいと

思います。プレイについては

フェラやパイズリぐらいで

そこまで変わったものは無く

Hシーンは全体的にやや薄めです。


最後に一言

義妹がリアル妹を歌うって

これどうなの?




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