タイトル名
 
メーカー、ブランド名   総プレイ時間  

戦女神ZERO

 
エウシュリー  

初周 30〜35 時間

前後、フルコンプで

およそ 70 時間以上

 
                                           

シナリオ
  
グラフィック    音楽  
A+(26/30)    B(14/20)    B+(15/20)  

キャラクター
  
総合点数    個人的評価  
(27/30)    A(82)      


初めに(前書き)

この作品は長く続いている戦女神

シリーズの時系列としては最初に

当たる話です。これから戦女神

シリーズをプレイしてみたいと

考えている人はまず本作品を一番

最初にプレイするべきだと私は

考えます。また、今回のレビュー

では。修正パッチは(Ver1.01)

の物を当てていて、アドペント

ディスク(追加データ)は無しの

状態でプレーしています。


総評

シナリオとキャラクターの魅力を

高いレベルで両立 出来て

いる事が凄いと思います。

それだけでなく、ゲームとしての

RPG の部分もしっかりと

作り込まれていて、こちらも

素晴らしい出来ですね。それらと

比べてしまうと若干

グラフィックの出来は落ちると

思いますが、この程度は許容範囲

だと思います。後、欠点として

挙げられるのは周回要素に乏しい

事と全体的に物語が暗めで救いの

無い所もあったりする話なので。

その辺りで好き嫌いが分かれる所

などです。総合点数では

名作クラス届いていませんが

グラフィックの出来や他の欠点を

十分にカバー出来るシナリオと

魅力的なキャラクターが多いので

ぜひプレイして欲しい作品の1つ

ですね。


あらすじとプレイについて

ざっくり言えば 神殺しと

呼ばれる人物がその名に

ある様にどうやって神を殺し

またどのようにして人々にそう

呼ばれる様になったのか? と

言う話で、長く続いている

戦女神シリーズの原点となる

物語となってます。


私は一周目を総プレイ時間

35 時間弱でクリアしましたが

かなりレベル上げを(レベルを

400にしてから終章に入った)

しましたので、普通に進めれば

一周目は 30 時間前後でクリア

出来ると思います。ゲームの

ポイントとして抑えるべき所を

3 つほど上げておきます。

(あくまで個人的に思った事の

中で重要だと思う点を書いて

いる簡単な物なので、効率よく

攻略するなら他の優秀な

サイトをどうぞ)

@ 味方キャラクター

(特に主人公)の徹底した

レベル上げを行う事。

A 各武器や防具に付いて

いる 属性 を理解した上での

適切な攻撃。

B スキルアップや熟練度

など 何処の能力 を効率よく

上昇させるか?

この 3 つですね。@ については

ある意味 RPG の基本ですね。

ただ場所にはよっては自由な

レベル上げが出来ない所も

ありますので、余裕のある時に

やっておく方がいいです。ただ

レベルを上げ過ぎてしまうと

戦闘に緊張感が無くなるので

その辺りは各プレイヤーの判断

次第ですね。また主人公のみ

経験値の取得だけではレベル

アップせずキャラクター能力

メニューから経験値を消費して

能力値を上昇させる事で一定値を

超えるとレベルアップします。

A についてはゲーム内や

取扱説明書にもある通りで

属性の相性 によって、この

ゲームは与えられるダメージが

大幅に変わります。それだけで

なく中には属性によっては

ダメージを 吸収し回復する

物もありますので、それを考えた

上で武器や防具を選ぶ必要が

あります。B についてはスキル

(魔法や剣術など)や武器

(小型武器や中型武器など)には

それぞれ熟練度があり、特定の

ランクに到達していないと武器や

スキルが使えません。熟練度は

武器や各スキルを使う事により

それぞれ熟練度が貯まる形と

なっています。つまり 自分が

上昇させたいスキルや武器を

戦闘で使わないといつまで

たっても熟練度は増えない

言う事です。この 3 つ以外にも

重要な事はありますが、それは

ゲームをプレイしながらの方が

覚えやすいと思いますし、この

3 つを覚えておけばとりあえず

戦闘で困る事は無いと思います。

最後に私の主人公の強化方針を

書いて終わりにします。

(あくまで、個人的な物なんで

目安程度に考えて下さい)

能力値の上昇は筋力、器用度

魅力、を優先して上げ余裕が

あれば、体力、機敏性、を

上げる。スキルは「必殺・飛燕」

を武器は中型武器を中心に

熟練度を上げる。こんな感じの

物理型が割と楽にゲームをクリア

出来るかなぁと思います。


シナリオ

序章や終章を含めて全 11 章

からなる話で、大きく区切ると

4 つに分けられると思います。

第一部は神殺しと呼ばれる者の

誕生、第二部は神殺しが自分を

取り戻す戦い。第三部は別の

視点から神殺しの行動を描く話。

第四部は因縁の決着 と言った

流れです。


第一部は主人公とサティアが

出会い、互いに惹かれ合う中

少しずつ状況が変化していき

第一部の最後で主人公と

サティアの関係は大きく変わり

ます。またこのシーンは音楽も

素晴らしくそれに合わせて画面に

次々と現れるシーンも良い演出

でした。本作でも屈指の

名シーン でしたが

戦いに負けたバージョン

中々良く出来ていたと思います。

第二部は神殺しとなった主人公が

自分を取り戻すために戦うの

ですが、ここにもまたいくつもの

ドラマが待っていて様々な感情が

人々を惑わせ狂わせる話になって

ます。第一部での話の伏線などを

上手く第二部に持って来て

プレイヤーの感情を揺さぶる

物語は、中々上手に出来ていると

思います。第三部では、物語の

視点が変わり、代々語り継がれる

神殺しの伝説を描いていますが

こちらは戦にうごめく様々な

種族の思惑と共に国の話を混ぜて

います。ここでの神殺しの行動も

後の第四部に対して、様々な

影響を与えていて、後から

見返すと、良く話が作られて

いたと考えさせられましたね。

第四部では今までの話の総決算と

言う形で主人公が様々な人たちの

力を借りて長く続いた因縁に

決着をつける話で、こちらは

様々な出来事が 1 つの形となり

物語が収束へと向かって行く

過程においていくつもの出会いと

別れがあり、その 1 つ 1 つが

心を揺さぶる様な素晴らしい

エピソードであり名シーンの

1 つだと言えると思います。

全編を通して暗めな展開が多い

上に、救いの無い所もあったり

しますが、それでも約束を信じ

歩き続ける主人公。長く続く

戦女神シリーズの全ての始まりに

相応しいシナリオだと思います。

欠点としては 区切り

ちゃんとついていますが、続編

へと続く事を前提にシナリオも

作られていますので、それを

どう考えるかとシナリオから

感じる暗めの雰囲気がある程度

人を選ぶ所があるのは欠点と

言えると思います。


グラフィック

一枚絵の出来は悪くはないですし

枚数もかなり多い(全143枚)

ですが一枚絵の質が若干悪いと

思います。まあそこまで悪い訳

ではないですが。一枚絵では

こちらに剣を向ける魔神

ハイシェラの一枚絵と

泣きながら主人公にしがみつく

シャマーラの一枚絵は割と

気に入っています。


音楽

オープニングの 約束の剣 や

エンディングの 足跡 も

いい曲ですし 約束の剣 は

作品クリア後に改めて聞くと

その歌詞の意味が、また違って

聞こえるいい曲です。第一部

終盤での 聖なる裁きの炎

からの 君と再び出会うため の

流れも良かったと思いますが

敗北時に流れる 神聖なる魂の座

も中々いい曲でしたね。後は

巡り来る災い なども緊張感の

ある曲で良かったと思います。


キャラクター

登場人物が多いため、全ての

キャラクターについて書くと長く

なるので主人公を含め、特に

好きなキャラクターを 5 人選び

そのキャラクターについて

書きます。まずは第一部のメイン

キャラのサティアですね。彼女

こそまさしくメインヒロイン

とでも言うべきキャラクターで。

彼女との出会いから全ての話が

始まったと同時に辛く苦しい旅が

始めたと言っても過言ではない

です。彼女の魅力は 慈愛の

中に見せる寂しさ です。

そして互いに少しずつ惹かれて

いき、主人公とサティアは

愛し合う。まさしく純愛と呼べる

物ですね。そして第一部の最後で

見せた彼女の 深すぎる慈愛

この辺りはグッと来ましたね。

次は主人公の姉のカヤについて

です。主人公と長く 2 人で

暮していただけに、姉弟の仲は

とても良く普段は口に出さない

けど互いにとても大切に思って

います。だからこそ第一部での

あのシーンはとても衝撃を

受けましたし、第二部でのあの

シーンはやるせない気持ちに

なりました。それでも

弟を想う姉の気持ち を知った

時は、やっぱり良い姉だと

改めて思いました。続いては

シャマーラについてです。彼女

こそ第四部の中での 癒し

だと個人的には思います。今まで

戦い続けながら、道を歩み続ける

主人公にも休息の日々は必要だと

思います。シャマーラとの出会い

から主人公が護衛として引き

取られてからの日々は主人公に

とっても、またプレイヤーに

とっても心安らぐ時間だったの

ではないのでしょうかね。明るく

サバサバした性格で主人公を

引っ張り主人公もプレイヤーも

自然と笑顔になっていたはず

です。そこが彼女の魅力です。

そして次はハイシェラですね。

彼女はそうですね。裏ヒロイン

とでも言うべき存在ですね。

様々な種族に恐れられる地の魔神

ではありますが、彼女について

多くの謎が語られる辺りから

どんどん好きになり、終章に

入った辺りではこの作品で一番

好きなキャラクターになって

いましたね。彼女の魅力は

やっぱり ギャップ だと私は

思います。残虐な所もありますし

実際にそのような行動を起こす

事もありますが自分の認めた

者にはまるで母の如し

包容力と母性 を見せる事も

ありこの辺りの ギャップ

やっぱり魅力的ですね。また

その古風な喋り方も魅力の

1 つですね。最後に主人公の

神殺し、セリカ・シルフィルに

ついて書いて終わりにします。

彼は、様々な困難や運命に

巻き込まれ色んな物を失ったり

しながらも、ひたすらに戦い

続ける姿を見ているとやっぱり

幸せになって欲しいと強く

思います。また、多少ズレて

いる所はありますけど心優しく

弱い者を助けたり戦いの中で

悪を倒したりと言った正義感に

溢れる所も神殺しなどと

呼ばれる様になっても多少は

ある所も魅力の 1 つですね。


Hシーン

シーン回想全 41 個とかなり多く

凌辱シーンもそれなりに(最低

でもそう呼べる物は 10 個以上)

多くあり、プレイについても

フェラからパイズリに触手など

様々で種族も悪魔に天使に

ナーガにエルフと色々とあり

そっち方面でも楽しめると思い

ますね。個人的にはヴェルロカや

リーズやナベリウスなどの

ロリ系が以外と楽しめましたね。


最後に一言

第一部で主人公が負けた方が

実は幸せだと思った人ほど

続編をプレイして欲しい。




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