タイトル名
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メーカー、ブランド名
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総プレイ時間
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僕と、僕らの夏
完全版
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light
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20 〜 25 時間
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シナリオ
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グラフィック
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音楽
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A(25/30)
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C+(13/20)
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B+(15/20)
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キャラクター
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総合点数
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個人的評価
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A(25/30)
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B+(78)
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A
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初めに(前書き)
今回のレビューは 僕と、僕らの
夏 完全版 のレビューとなって
います。原作PC版と、原作
PC版にいくつかの追加シナリオ
を加えてHシーンをカットした
DC(ドリームキャスト)版と
Hシーンを加えて、DC版の
シナリオに、いくつかの修正を
加えた Special Merge 版の
3 つをプレイ出来ますが、今回の
レビューは特に記載がない限り
Special Merge 版の内容を
メインに書かせていただきます。
原作PC版やDC版については
私自身も 完全にクリア
出来ていない関係上総プレイ
時間につきましても
Special Merge版 のみの
物となっています。以上を
ご理解いただいた上で
お付き合い頂ける方のみ
読んでいただければ
幸いです。
総評
この作品は 自分の気持ちは
正直に伝えないとすれ違う
私はそんな印象を受けました。
みんな自分の想いがある。でも
それを正直に伝えられない。
だから少しずつすれ違う。そんな
話でしたね。これを軸にした
シナリオはかなりレベルが
高かったですし、音楽も良かった
ですね。キャラクターについては
賛否が分かれそうですけど、各
キャラクターの内面の描写も良く
出来ていますので、納得出来るか
どうかは別にして各キャラ
クターの考えをより深く知る
ことが出来ます。グラフィックに
関しては、やはりレベルが随分と
落ちると思いますが、絵の古さに
ためらわずにプレイして欲しい
作品の1つですね。
あらすじとプレイについて
ざっくり書くと 主人公が
小学生の時に山村留学で
訪れた思い出の村がダムに
沈む事を知り夏休みを利用して
再びその村を訪れる。幼い日の
想い。失われるものと失われ
ないもの「僕たちは本当の恋を
まだ誰も知らない」(一部公式
ホームページ及び本体
パッケージより抜粋)と言った
感じです。
総プレイ時間はSpecial Merge版
のみで 20 時間〜25 時間ぐらい
ですね。共通ルートはおよそ
2 時間半〜 3 時間で個別
ルートは 2 時間前後と言った
所ですね。そして、これらを
クリア後に出現する裏ルート
とでも言うべき blue marbles
と a side role の 2 つの
ルートはそれぞれ 2 時間前後
と言った所です。これに加えて
原作PC版やDC版にアナザー
ストーリーも全てプレイすると
なると最低 50 時間はかかると
考えた方がいいです。Special
Merge 版の攻略順については
有夏→冬子→貴理 の順番で
いいと思いますが、個別 END も
何種類かありますので、全て見て
おいた方がいいです。その後で
blue marbles を全てプレイ
してから a side role の順で
いいと思います。それから
アナザーストーリーを
プレイして下さい。
シナリオ
共通ルートでは、思い出の村に
帰ってきた主人公が旧友と再会
して、ふとしたきっかけで
学校の校庭に何かを埋めた事を
思い出し、旧友と共にこの村の
現状を知る話となってます。
個別ルートは、展開が違い
ますが共通して言える事は
校庭を掘り起こしながら
正直になれなかった事で
発生してしまった想いの
すれ違い がメインで話が
進んでいきます。blue marbles
と a side role はそれぞれ
主人公以外の別の人物の視点で
上で書いた共通ルートと個別
ルートを進めていく流れ
ですね。
総評でも書きましたが 自分の
気持ちを正直に伝えれれない
もどかしさやすれ違い を
メインに描写しています。
「自分の想いを素直に伝えられ
ないとかへタレかよ」思う人も
いるかもしれませんが、私は
そうは思わなかったですね。
(まあイライラしたシーンは
ありましたけど)最大の理由は
主人公以外の登場人物の視点を
描く事により、各キャラクターの
考えや心情をより深く知る事が
出来たからです。この方法に
関しては、他のゲームでも割と
よくやっていますがこのゲーム
では、その 量と質 が違い
ますので。量に関して言えば
Special Merge 版のおよそ 3 割
私のプレイ時間に換算すると
5 時間以上主人公以外の視点で
じっくりと話が描かれていて
います。質に関しても、丁寧に
各キャラクターの葛藤や想い
などを丁寧に描写していると
思います。(納得出来るか
どうかは別にして)未熟な
ある意味、年相応の恋愛話
ですが、その未熟さを
シナリオでも上手く表現
出来ていたと私は思います。
グラフィック
これに関しては、さすがに随分
前に発売されたゲームなんで
古臭く見えるのは仕方ないです。
良く言えば味がある絵では
ありますが。一枚絵の枚数
(全80枚)も少ないわけでは
なく最低限必要なシーンでは
キチンと描写に一枚絵は
ありますので、酷評するほど
ではないんですけどね。
音楽
穏やかな感じの曲が多いので
やっぱり 断裂 の印象は強く
残ってます。曲から危機感が
伝わってきます。私の個人的な
お気に入りは 慕情 や
ブリキの箱の中に 辺りです。
特に ブリキの箱の中に は
貴理のシーンだけでなく、この
タイトルの意味がわかるシーン
でも流れたので好きです。
キャラクター
まず、このゲームのヒロインは
貴理 有夏 冬子 の 3 人だと
私は思ってます。もし、その
3 人の中から一番好きな
ヒロインを決めるとすれば
当然貴理になってしまい
ますね。メインヒロインと
しての貫禄と可愛さを合わせ
持ったキャラクターだったと
思います。心理描写もとても
上手く出来ていましたし
気づいた時には、自然に好きな
ヒロインになっていましたね。
サブキャラについても恵や
主人公がお世話になっている
家の持ち主である本庄のおじさま
こと本庄 英助 などいい人が
揃っていますが、やっぱり
主人公の旧友である英輝が私は
一番好きです。彼も主人公達と
同様に自分の想いを正直に伝える
と言う事が出来なかった 1 人
ですから。a side role では
そんな彼の想いが良く伝わって
来てますます好きに
なりましたね。
Hシーン
回想シーンには沢山登録され
ますが、実際には本番が
なかったり、ほとんど同じ
ものだったりで数はそれほど
多くなく 貴理 有夏 冬子 各
2 回+αぐらいと考えて
もらえばいいです。それも
大半は凝ったシーンは無く
Hシーンには期待しない方が
無難です。
最後に一言
フルコンプするのが
めんどくさい(笑)
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