タイトル名
|
メーカー、ブランド名
|
総プレイ時間
|
D.C.II P.C.
〜ダ・カーポII〜
プラスコミュニケーション
|
CIRCUS
|
50 〜 55 時間
|
シナリオ
|
グラフィック
|
音楽
|
B(21/30)
|
B+(15/20)
|
A+(17/20)
|
キャラクター
|
総合点数
|
個人的評価
|
A(24/30)
|
B+(77)
|
B+
|
初めに(前書き)
このレビューは、D.C.II P.C と
言う事で D.C の続編に当たり
ます。前作になる D.C の
致命的な ネタバレ は書いて
いませんが前作をプレイした事の
ある人を前提として書いています。
また前作との対比で書いている
部分もありますため、前作を
プレイしていない人には理解
しにくい所もあります。その事を
ご理解いただいた方のみ読んで
いただければ幸いです。
総評
関連商品が多いシリーズ物の
ゲームの 1 つなんですが
D.C.II に関してはこれを
やれば大体わかるからこれを
やって気にいれば、関連商品に
手を出す ……とよく言われて
います(これについては少し
だけ異論があるんで 最後に一言
の所で書きます)このゲームの
総評としましては各個別ルート
でのシナリオの出来は結構差は
あるんですが、いくつかの
シナリオに関しては良い出来だと
思いますね。グラフィックも悪く
なく音楽については素晴らしい
ですし、キャラクターも強烈な
個性があって良いと思います。
欠点としてはシリーズ物なんで
前作は当然で更に前作の関連
商品の知識がないと本作を
100% 楽しめない所です。
あらすじとプレイについて
簡単にまとめると、一年中桜が
咲いていると言うちょっと
不思議な島で主人公とヒロインの
恋愛を中心に、様々な不思議な
出来事を描く……と流れですね。
総プレイ時間は 50 時間から
55 時間ぐらいです。共通
ルートが 2 時間前後ぐらいで
個別ルートは 2 時間半前後と
言った所です。攻略ヒロインは
何と 12 人におまけの 2 人で
合わせて 14 人とかなり多い
です。もっともおまけの 2 人の
個別ルートは 1 時間前後ぐらい
ですが。また、音姫と由夢に
アイシア、とおまけの 2 人には
ルートロックが掛かっています。
後の 9 人は、シナリオの内容を
考えると麻耶は美夏の後にプレイ
する方がいいと思いますが
それ以外は自由でいいです。
9 人の個別ルートの後に音姫や
由夢にアイシアとおまけの
2 人の個別ルートを進めて行く
その過程で、da capo や
al fine と言ったシナリオが
解放されます。プレイ時間に
ついては、da capo は 1 時間
前後 al fine は 30 分ぐらい
です。ここまでの事を考えた
攻略順ですが、まず、ルート
ロックの掛かっていない 9 人に
ついては ななか→小恋→杏 で
美夏→麻耶 と進め、その後で
まゆき→エリカ→まひる→茜 と
言った順番を一応オススメと
しておきますが 美夏→麻耶 の
順番以外は基本的には、自由で
いいと思います。その後は 由夢
で音姫→アイシア→ da capo で
最後に al fine の順番でいいと
思います。おまけの 2 人である
忍と莉乃に関しては、それ以外の
12 人のヒロインを攻略後に解放
されますので、アイシアの個別
ルートクリア後にお好きな
タイミングでどうぞ。
シナリオ
共通ルートでは、付属の
クリスマスパーティーの出し物を
決めてそれに向けて頑張りながら
ヒロイン達と仲良くなる話ですね。
個別ルートではヒロインと恋人に
なってから起こる出来事や
ヒロインの抱えている問題などを
解決していくと言った流れですね。
前作で使ったネタや同じ展開を
繰り返す個別ルートも一部
あるんですが音姫や由夢に
アイシアなどの個別ルートに
関しては、ヒロインの心情や
葛藤などはよく描写出来て
いましたし話の展開や構成なども
良く出来ていたと思いますね。
特に茜の個別ルートに関しては
主人公と茜の関係だけでなく
小恋や杏に板橋や杉並などの
茜や主人公との 友情 も上手く
描写出来ていましたね。特に
終盤での 小恋 杏 板橋 杉並
の 4 人と茜が1人ずつ会話する
シーンでは、何気ない会話の中の
も 4 人ともそれぞれ茜に対する
友情 がよく現れていたと
思います。本当は全個別ルートで
これぐらいのクオリティーが
あればもう一段は、上の評価
だったんですが残念ながら茜の
個別ルート以外で良かったと
言い切れるのは音姫と由夢の
個別ルートぐらいですね。
それ以外の個別ルートに
関しては、シナリオの出来は
正直一段落ちますね。アイシアの
個別ルートに関しては出来は良い
ですがこの個別ルートは前作を
プレイしておく事は勿論の事
その関連の商品( D.C.S.G.
〜ダ・カーポ〜セカンドグラデュ
エーション と言うコミックの
方が手軽に読めるで個人的には
こちらがオススメ )もやって
おかないと話を 完全には
理解出来ない と言う欠点が
あるんであまり高い評価を
しにくいですね。
グラフィック
グラフィックの統一性が少し
弱いです。この辺りは複数
原画による弊害が出ていますね。
ただグラフィックそのものの
出来は良いと思います。私の
お気に入りの一枚絵は
アイシアとさくらが並んで
座っている一枚絵です。
この 2 人の笑顔 を見ると
2 人とも本当に幸せそうなのが
伝わって来ます。
音楽
これに関しては、素晴らしい
です。曲数の多さもさること
ながら良い曲が多いですね。
オープニングの ダ・カーポ II
〜あさきゆめみし君と〜 を
始めエンディングの
If... 〜I wish〜 や
さよならの向こう側で に加え
そっと、そっと や
また、会える…よね? に
sakura などと言ったいい曲が
いくつもありますね。その中でも
また、会える…よね? です。
この少し寂しいピアノの音が
また曲のタイトルによく合って
いただけでなくいい場面で
流れていましたね。私の一番の
お気に入りです。
キャラクター
ヒロインの数が多い事もあり
登場人物もかなり多いですね。
一番好きなキャラクターを
ヒロインに限って選べば…
うーん…由夢…ですかね。まあ
前作ヒロインの設定の使い回しと
言われれば反論しにくいですが
私としては由夢の ツンと
デレのバランス が私の
好みだったので好きになったの
ですが。サブキャラクターに
関しても親友の板橋や杉並と
言った面々がそれぞれ各
ヒロインの個別ルートでいい
味を出してくれてますが
やはり私は、さくらが好き
ですね。特に da capo
シナリオをプレイした後に
始めて彼女の主人公に対する
愛情 と言う言葉だけでは
伝えきれないさくらの主人公に
対する 愛 がはっきりと
分かった時に、私の中でこの
ゲームの中で誰よりもさくらが
好きになりましたね。
Hシーン
回想シーンはHシーンだけでなく
今まで見たことのあるシーンを
もう一度見ることが出来るように
なっています。Hシーンに
ついては、個別ルートで一度も
無いヒロインもいますが大体各
ヒロイン 1 〜 2 回です。
プレイについてはそこまで
変わったものは無く、全体的に
薄めですね。
最後に一言(少々長いですが)
よく D.C.II をやるなら今回の
レビュー D.C.II P.C.
〜ダ・カーポII〜
プラスコミュニケーション を
まずプレイして気に入ったなら
D.C.II のファンディスクを
プレイすればいい。とよく
言われますけど、私はどうせ
D.C.II をやるなら 2015年に
発売された今回のレビュー作品に
更に 3 つのファンディスクが
付いた作品が発売されています。
タイトルの方が D.C.II
Anniversary Package
〜ダ・カーポII〜アニバーサリー
パッケージと言います。色々と
便利な上にいちいち分けて
買わなくていいので、私は
こっちを買う選択もアリだと
思います。
このレビューに関することは
こちらのweb拍手からどうぞ。
Copyright © 2016 心と幻をこえて All rights reserved.
|
|
|