タイトル名
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メーカー、ブランド名
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総プレイ時間
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Amenity's Life
-アメニティーズ ライフ-
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HOOKSOFT(HOOK)
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25 時間前後
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シナリオ
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グラフィック
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音楽
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B(22/30)
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B+(15/20)
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B+(15/20)
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キャラクター
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総合点数
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個人的評価
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B+(23/30)
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B+(75)
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B
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総評
物の擬人化をどう考えるか
これが最初の問題です。話の流れと
して、主人公の持ち物が擬人化
しました。→なんでそうなった→
理由は不明からの→まあ、何とか
なるか→周りも受け入れる。この
流れに違和感がないなら、登場
人物の序盤のテンションがやや
高い事を除けば特に問題点はあり
ません。どの項目も及第点ぐらいの
評価はできますし、総合点数的には
良作 と呼べる出来では
あります。個人的には、いっその事
もっとシナリオで擬人化について
尖らせた展開を用意しても
よかったと思っていますが。
あらすじとプレイについて
簡単に書くと ある日主人公の
まわりにある 物 が突然
女の子になる擬人化現象が発生
する。それと同時に主人公の
周りの環境が変わっていく。さて
さて、そんな現象の先にある主人公
たちの未来は。と言った感じです。
共通ルートが 1 時間前後で
その後に各ヒロイン。または
サブキャラクターを選択する事で
選んだキャラクターのエピソードを
見る形になっています。こちらは
1 つ 15 分前後です。各ヒロインの
エピソードを 5 つ見る事で、その
ヒロインの個別ルートに入る形に
なっています。個別ルートは
2 時間前後です。これらを考えると
総プレイ時間は 25 時間前後に
なると思います。攻略順については
望希→菜瑠→麻帆→奏→美栗 で
私はプレイしましたけど、特に
大きな問題はなかったので、この
順番をオススメとしておきます。
あえて言えば奏は割と大きな
秘密があるので、一番最後の方が
割といいかなーと思った程度です。
ですが、そうしなければ駄目と
言う程の事ではないので自由でも
いいと思いますけどね。
シナリオ
プロローグでは ヒロインの
紹介と美栗のイメチェンまでを
描写しています。その後、各
ヒロインのエピソードで心の
距離を縮めて、個別ルートの
序盤で告白して恋人関係になり
そして個別ルートの中盤から
終盤で、各ヒロインの悩みや
秘密に迫ったり解決したり
しています。
以外と王道だった と言うのが
私のシナリオの印象です。
プロローグの開始直後からハイ
テンションで笑い満載で飛ばして
話が進んでいたので、笑いの
方向に個別ルートは進むのかと
思いきや、告白するまでの各
ヒロインのエピソードで主人公と
ヒロインとの仲良くなるシーンを
描写してからの個別ルート序盤での
告白シーン。その後の初々しさ。
そして各ヒロインの持つ問題や
葛藤。それを主人公と一緒に乗り
越える。もちろん所々に笑いや
ギャグはありましたけどシナリオと
しては 真っ当で王道 な流れ
だったと言えると思います。その
辺りの描写がやや雑になって
しまった部分もあったので評価と
しては 良作 には届いて
いませんが及第点の評価はして
いいです。ですが、もう少し
シナリオに 捻り は欲しかった
です。奏の一件は予想外では
ありましたが、それをシナリオに
活かせていたかと言うと疑問が
残りますし、麻帆や望希の個別
ルート終盤での流れは予定調和
すぎて悪いわけではないんですが
どうにも盛り上がりにかけました。
奏の一件などを見る限り意外性の
ある設定を考えられない訳では
なさそうなので、後は、それを
シナリオに上手く活かせれば評価は
もっと上がります。それから
Tecma と言うシステム (ざっくり
言えば 2 ちゃんねるみたいな
掲示板) を用意した事自体は悪く
ないですけど、どうせなら各
キャラクターのエピソードと
ヒロインの個別ルートのシーン事に
入れるぐらいの根性を見せて
欲しかったというのが正直な
所です。内容自体は割と面白い
ですが。最後に「擬人化」これに
ついてです。正直これが起こった
理由や原因については「考えるな。
感じろ」なんで、あえて深くは
突っ込みませんけど、設定を
あやふやにするとシナリオでの
キャラクターの発言や言動に
重みや共感 がなくなるので
シナリオの質を上げるならこの
辺りについても、もう少し細かい
描写が必要かなと個人的には
思います。
グラフィック
クオリティーは悪くないです。
個人的にはHシーン後の、ピロー
トーク用の一枚絵やエンディング
後の一枚絵でのヒロイン達の成長を
一枚絵で表現している所も評価して
います。ですが、クオリティーが
絶賛出来る程の出来ではなかった
ので評価としてはこのぐらいが妥当
かなと言った感じです。個人的な
お気に入りの一枚絵は、告白シーン
での美栗の一枚絵です。何とも
言えないあの表情は、あの場面での
美栗の想いを表現するのに一役
買っていたと思います。
音楽
オープニングの
Love Loading!!! の途中で
テンポが変わるものの基本的に
アップテンポで明るい感じも
いいですが、エンディングの
陽だまりのように のゆったりと
したあの感じはいいものです。
それ以外だと 恋のパレード や
BGMの どこに行こうか が
印象に残っています。前者は菜瑠の
個別ルート終盤で流れた時に
このままエンディングに移行する
ものだとてっきり思いました。
後者はエピソード選択の場面で
流れているものなので繰り返し
聴いているので印象に残って
います。BGMも含めて曲自体の
クオリティーは悪くないですが
もう少しインパクトのある曲が
あったらもっと評価されていたと
思います。
キャラクター
一番好きなヒロインは美栗と
菜瑠のツートップ。その後に奏。
僅差で麻帆と望希が続く形です。
こう書くと、望希がイマイチに
思えるかもしれませんが、そう
ではないです。むしろプロローグの
時点からよくここまで持ち直したと
称賛 するぐらいです。正直に
言います。望希は ヒロイン と
してならプロローグの時点で
最下位どころかマイナスに振り
切っていましたから。アレに
ヒロインとしての好意を持つ
のは不可能です。個別ルート
での彼女の思いや可愛さを知った
とは言えよくここまで持ち直したと
思います。美栗と菜瑠については
最初の印象では美栗の方が上
だったんですが、両方の個別
ルートをクリアした後は横並びに
なりました。菜瑠の個別ルートは
何と言うかプロローグで思って
いた菜瑠の印象とは違って
真っ当で王道 な上に普段の
菜瑠との ギャップ も上手く
表現出来ていて可愛かったです。
美栗も悪くはないんですよ。
めんどくささの中に見える
可愛さや甘えたりするシーン
などは良かったですよ。ただ
それ以上に菜瑠が可愛かった
だけで。次にサブキャラクター
ですが、こちらはかなりクセの
強い人物が多いですね。主人公の
友人である大地や俊男に擬人化
した各キャラクターに担任の
保奈美先生。そして望希や菜瑠の
友人の志津香などがいますが
個人的に好きなのは俊男です。
男子生徒から、その豊富なエロ
知識で性人-セイント-などと
呼ばれていてまあ、かなりヤバい
やつですが一応菜瑠の兄です。
そして菜瑠の個別ルートでは菜瑠の
兄として、普段の言動からは考え
られない程の立ち回りを演じます。
これが中々良かったんですよね。
まあ、ただの変態からちょっといい
変態ぐらいには、ランクアップして
いました。最後に主人公について
ですが、ワゴンセールでエロゲを
パケ買いしたり、擬人化した
女の子の前でオナニーするぐらいは
このゲーム的の登場人物のなかの
行動としてはおかしくないので
登場人物に中では一番まともです。
世話焼きで優しくそこそこ
イケメン。普段の発言や行動を見て
いてもまずまず好感を持てる
人物です。
Hシーン
回想シーンに全ヒロイン各 3 回
登録されています。プレイに
関してはパイズリ、フェラ
ぐらいで特に変わったプレイは
ないですね。ただし 1 つの回想
シーンで 2回戦をやったりも
しているのでHシーンの質と
しては悪くはないです。ただ
もう少しアブノーマルなプレイが
あってもよかったと個人的には
思いますが。
最後に一言
ガラケーの場合は麻帆の名前は
どうなっていたんだろう?
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