タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
わんこの嫁入り 〜ようこそ! いぬのしっぽへ〜   あるみそふと   2 〜 4 時間  
                                       
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
D+(17/30)    B(14/20)    B(14/20)    B(22/30)    C+(67)    B+   

総評
ロープライス 作品としてならこれぐらいの評価で妥当だと思いますが
 
フルプライス 作品と考えるなら 65 点を下回る出来ですね。シナリオの
 
構成の問題で、キャラクターの魅力を十分に発揮出来なかった所も残念
 
です。音楽やグラフィックの出来自体は十分及第点以上ですが、やっぱり
 
数は少なく感じます。ロープライス 作品と考えれば十分なんですが。
 
全体的なまとめとしては、問題点だらけのシナリオを我慢出来た上で
 
二股を許せてヒロインに魅力を感じられれば ロープライス 作品の中では
 
まずまずと言った所なんじゃないですかね。

あらすじとプレイについて
簡単に書くと 神社の一人息子の主人公には稼業の関係で半ば諦めて
 
いる夢があった。お菓子職人。パテシィエとなり自分の店を持ちたいと。
 
そんなある日。犬耳と尻尾が生えた神様の使いだと言う双子が現れて
 
「かつての約束を守り結婚しにきました」と押しかけて来て主人公と
 
双子の夢を叶える話が始まっていく…と言った感じです。
 

総プレイ時間は 2 〜 4 時間ぐらいで選択肢なしの一本道です。本編を
 
クリア後にエクストラモードのシーン観賞で、アフターを選択する事で
 
コハルとアズキのアフターストーリーが見られますが、ほぼHシーン
 
だけなのでほとんどボリュームはないです。アフターストーリーの方は
 
順番を気にする様なものでもないので、お好きな方から見てもらえれば
 
大丈夫です。

シナリオ
個別ルートが無い上にボリュームの問題もあるので各ルートの流れを
 
書くのは省略します。
 

あんまりシナリオの問題点ばっかりを沢山書いても仕方ないので、一点
 
だけどうしても言いたい事を書きます。それは 過程 です。これ、実は
 
主人公も大切だって言っていたんですよ。なのにそこの描写を雑にして
 
しまうのは 許せない です。詳しく書くと主人公の所にかつての約束を
 
守るために 2 人のヒロインがやって来る。その約束が結婚。これ自体は
 
別に文句はないです。他のエロゲでもよくある事です。その後が問題で
 
一緒に住んで 現在の主人公を知ってやっぱり私は主人公の事が好き
 
なって改めて告白してデートしてHシーンに入ってちょっとした問題を
 
クリアしてエンディング。少なくともこの流れなら並ぐらいの評価には
 
なっていたはずです。なのにこのゲームは 赤文字 で書いた部分をほぼ
 
カットしてしまったんです。これはダメです。この部分の描写がないと
 
キャラクターが 薄っぺらく 見えてしまうと私は思います。贅沢を言えば
 
様々な部分でプレイする人の感情を様々な意味で揺さぶりプレイする人が
 
読み進めたくなる。そんな内容なら素晴らしいですけどね。限られた量の
 
中だからこそ最低限の部分の描写はキッチリとして欲しいです。魅力的な
 
ヒロインがいたからこそ余計にそう思いますね。

グラフィック
グラフィックの出来自体は悪くないです。立ち絵での変化と一枚絵に
 
SD絵。どれも及第点の評価は十分につけられると思います。私個人
 
としては、お風呂場でコハルがアズキを洗っているシーンで使われて
 
いた一枚絵が 2 人の性格をシーン込みで表していて好きです。後は
 
やっぱりアズキとコハルが主人公に抱きついている一枚絵には些細な
 
部分ですけどアズキに足を上げさせる事でアズキとコハルの対比を
 
表せたと思っています。

音楽
ごめんなさい。システムに音楽鑑賞がないので、ゲームだけでは主題歌の
 
プリムラ 以外のタイトルが分からないので、色々と書くのが難しいです。
 
この プリムラ のアレンジのBGMも良かったですけどね。思えばこの
 
曲以外にもう少しインパクトのあるものがあればもっと印象に残っている
 
ものもあったんでしょうけどね。

キャラクター
2 人のヒロイン。コハルとアズキのどちらが好きかと言われたらアズキの
 
圧勝です。いや、コハルが嫌いと言う訳ではないですよ。ただ王道とも
 
言えるコハルに対してのアズキの ギャップ は、的確に私の好みを捉えて
 
きましたので。アズキの声がもう少し低かったらもっとヤバかったです。
 
個人的には自分の事を ボク と言う所もポイントが高いですが、やっぱり
 
あれだけ普段は気さくで元気いっぱいなのに時々見せる甘えん坊な所の
 
ギャップ が良いです。コハルについては 正統派 とでも言うべきヒロインで
 
十分可愛いんですが、どうしても インパクト に欠けてしまうんですよね。
 
アズキとコハル。ある意味で対照的な双子のダブルヒロインと言う形を
 
取った以上は評価が分かれるのもまあ当然ですけど。サブキャラクターに
 
ついては何かを書く程のキャラクターが登場していないので、カットして
 
最後に主人公について書いて終わりにします。まあ、主人公に関しては
 
二股をあっさりと許容してしまう この部分が耐えられるかで、全ての
 
評価が決まってしまうと言っても過言ではないですけど。二股の部分が
 
許容出来るなら悪くはないと思います。主人公なりにアズキとコハルの
 
事を考えて行動して思いっきり茶番とは言えああいった結末になった
 
訳ですから。

Hシーン
回想シーンにコハルとアズキ。それに3Pが 3 回収録されています。
 
3Pを活かしたシーンぐらいしか変わった物がなかったのが、少々残念
 
ですね。わざわざ首輪とリードを用意したんですから野外放尿犬プレイ
 
ぐらいは用意して欲しかったです。ああ、もちろんアズキがいいです。
 
ああ言ったキャラクターが恥ずかしがりながらそう言ったプレイをして
 
プレイ後に物凄く恥ずかしそうに「トウヤのバカー」なんて言っちゃう
 
のなんて最高ですよね?

最後に一言
わんこの豆知識的なものがシナリオで一番印象に残ったと言うのは問題。




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