タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
ウィザーズコンプレックス   ういんどみるOasis   20 時間前後  
                                       
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
B(21/30)    (16/20)    B+(15/20)    C+(20/30)    B(72)      

総評
ポテンシャルを十分に活かしきれなかった。と言った印象をクリア後に
 
思いました。タイトルに合ったシナリオに可愛いヒロインといい音楽。
 
ここまではトータルで及第点ぐらいです。更にグラフィックに関しては
 
良い出来ですし、ずば抜けている訳では無いですが、長所として推せる
 
ぐらいのレベルだとは思います。私としてはシナリオかキャラクターか
 
どちらに絞って力を入れるべきだったと思います。タイトルの意味や
 
世界観に設定などは決して悪くないのにそれをシナリオに十分に活かせ
 
なかったですし、キャラクターにしても悪意や憎悪をもう少し、不快感
 
見せない形で描写出来れば、もっとキャラクターを好きになれると思い
 
ます。欠点もそれなりに多くありますが元のポテンシャルが高いいだけに
 
欠点を修正出来れば十分良作と呼べる物になれる可能性があっただけに
 
もったいないですね。

あらすじとプレイについて
簡単に言えば 魔力を宿した女性が魔女と呼ばれる世界で、世界で始めて
 
魔力を宿した男性(主人公)の存在が確認された事により、魔女たちを
 
育成する学園に入学させられた主人公。その学園は日本国内の生徒が通う
 
東塔と海外の留学生が通う西塔に分けられ生徒会も 2 つ存在する学園で
 
東塔の生徒会役員として、伝統行事である魔法生徒会体戦に参加する事に
 
なりその中で、魔法を使う者たちの悩み(コンプレックス)を知りそれを
 
解決するために奔走して行く(一部公式ホームページより抜粋)と言った
 
感じです。
 

総プレイ時間は 20 時間前後で共通ルートは 2 時間半〜 3 時間で個別
 
ルートは 2 時間半前後でアイリスの個別ルートのみ 30 分〜 1 時間程
 
長めです。アイリス、ほのか、一葉、鳴 の内、誰か 1 人をクリアすると
 
サブヒロイン達のアナザーストーリーが全て解放される形です。メイン
 
ヒロインのアナザーストーリーはクリアしたメインヒロインのアナザー
 
ストーリー解放される形ですね。アナザーストーリーの方はプレイ時間は
 
15 分ぐらいですね。サブヒロインのアナザーストーリーはこれより若干
 
長いです。攻略順についてはアイリスかほのかを最後にした方がキレイに
 
まとまると思います。私としては 鳴→一葉→アイリス→ほのか の順を
 
オススメとしていきますがあえて言えば、と言うぐらいなんで、そこまで
 
攻略順については気にしなくてもいいと思います。サブヒロインのアナザー
 
ストーリーの方は解放されたらお好きなタイミングでどうぞ。各メイン
 
ヒロインのアナザーストーリーの方は解放されたらプレイすると言う形で
 
いいと思います。

シナリオ
共通ルートでは、世界観や学園の説明とメインである魔法生徒会体戦の
 
全体的な内容や流れを中心に描写しています。個別ルートでは、他の人と
 
違う事や魔法を使う者としての悩み(コンプレックス)などを主人公と
 
ヒロインが様々な人と一緒に乗り越えて行くと言った流れです。
 

シナリオ上、東棟と西塔を対立させるのは別にいいと思いますしやっぱり
 
魔法で派手にドンパチやるってのはまあ私も好きですよ。ただ、それぞれ
 
東塔と西塔の代表なんですから能力面だけで無く魅力も溢れる人物たちに
 
して欲しかったですね。単純に東塔の代表は性格の良い子で、西塔の代表は
 
性格の悪い子みたいな感じにして、対立させるのではなくて西塔の代表にも
 
こんなに魅力的な部分が有ると思わせられる内容にして欲しかったです。
 
もっと言えば サブとは言えヒロインに嫌悪感を持たせる様なシナリオに
 
してどうする
と言う事です。やっぱり魔法生徒会体戦なんて物をやるわけ
 
ですから勝敗があるのは容易に想像出来ますし、それに対しての感情が
 
あるのは当たり前です。プラスの感情だけでなくて、悪意や憎悪の様な
 
マイナスの感情も当然ありますし、そう言った物も描写されて当然です。
 
しかし、それを限度を超えて 不快感 を感じてしまう程に描写すれはこの
 
ゲームのテーマやコンセプトに合わないと思います。その辺りを上手に
 
描写出来なかった事が残念ですね。

グラフィック
ここは流石と言った所です。魔法の演出やSD絵の可愛さなども含めてに
 
グラフィックに関しては良い出来ですね。あえて言えば、サブヒロイン達の
 
一枚絵があと数枚は欲しかったです。一枚絵の中では月明りに照らされる
 
アイリスの一枚絵が似合うと言うか絵になると言うか。まさしくアイリスを
 
良く表現している一枚絵で私は好きです。

音楽
私の個人的な感覚だと、静と動にそれぞれ曲が分かれていて、それぞれが
 
魅力的な曲だと思いますね。静の曲なら 優しさに包まれて 動の曲なら
 
魔法生徒会対戦 がそれぞれ好きな曲ですね。それから、オープニングの
 
ウィザーズコンプレックス も明るいアップテンポの曲でゲームにも良く
 
合っていたと思います。こちらは個人的には、動の方の曲だと思いますが
 
piano ver や Music Box ver の方だと一変して静の曲になる所も良い
 
ですね。

キャラクター
メインヒロインの中ならほのかとアイリスが私の一番好きなヒロインの
 
ツートップですね。こう言う言い方は、良くないのかも知れないですが
 
ほのかが表ならアイリスは裏と言った印象です。ほのかのおおらかなで
 
明るい性格で自然にみんなを引っ張っていく 太陽 の様な存在だとすれば
 
アイリスは激しい主張はせずに、影でひっそりとみんなを照らしている
 
の様な存在ですね。もしとちらか 1 人を選ぶとすれば僅差でほのかの
 
方が好きですね。真っ直ぐなお嬢様でありながらとても優しく、ちょっと
 
天然が入ってる夢見がちな少女ですけどそこもまた、ほのかの魅力的な所
 
です。正直、メインヒロインにはそこまで大きな不満は無いですが、それ
 
以外のキャラクターには不満がありますね。一番の問題は 自己主張が
 
強すぎる
と言う所ですね。別に自己主張をするな!と言うつもりはない
 
ですよ。ただ 周りの人達の事を一切考えずに自分の主張ばかり通す 人を
 
好きにはなれないです。そんな人物がこのゲームには、結構多いので
 
キャラクターの魅力と言う点では少々低めの評価にはやっぱりなって
 
しまいますね。

Hシーン
回想シーンはメインヒロインが各 5 つずつでサブヒロインがそれぞれ
 
1 つずつです。また、Hシーンは、本編中に各メインヒロインが 3 つ
 
ずつのみでそれ以外のHシーンは、全てアナザーストーリーの方で見る
 
形になっています。プレイについてはそこまで変わった物はなくフェラや
 
パイズリぐらいですね。あえて言えば、私はあまり興味はないですけど
 
アイリスの看護師プレイはその手のジャンルが好きな人にはたまらない
 
プレイだと思いましたね。

最後に一言
学園長は美人でしたね (どうせならサブでもいいから攻略させて)




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