タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
1/7の魔法使い   Regulus   15 時間〜20 時間  
                                       
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
D(16/30)    A+(17/20)    B+(15/20)    C(18/30)    C+(66)      

総評
シナリオでの描写不足や粗さが目立ちます。雑と言ってもいいですね。
 
シナリオに関しては話の結末だけ見ればけっして悪くはないんですが
 
そこに至るまでの過程の描写を雑に書いているので、どうもスッキリ
 
しないんですよね。音楽やグラフィックは、良い出来なんで、せめて
 
もう少しシナリオがましなら、及第点ぐらいの点数になったんですが
 
現状はギリギリ並ぐらいの評価が妥当だと思います。

あらすじとプレイについて
簡単に書けば 落ちこぼれの魔法使いである主人公が幼いころに約束した
 
世界を救う魔法使いになるために本人の努力と周囲の仲間たちの力を
 
借りて成長していく話と言った所ですかね。
 

総プレイ時間は15 時間〜20 時間ぐらいですね。共通ルートは、およそ
 
2 時間半〜 3 時間で、個別ルートはおよそ 1 時間半と言った所です。
 
えまルートのみ若干長くおよそ 2 時間弱ぐらいです。攻略順については
 
えまルートはロックがかかっていて優希、愛華、美涼の 3 人のヒロイン
 
攻略後に解放されます。それを踏まえると 愛華→美涼→優希→えま の
 
順が私としては一番無難かなと思います。ですが、正直攻略順については
 
そこまで気にしなくてもいいと思います。

シナリオ
共通ルートでは世界観の説明と落ちこぼれ脱却話と主人公の能力説明が
 
メインですね。個別ルートでは、恋人関係になったヒロインの悩み解決が
 
メインです。えまルートのみスケールの大きいこの世界の話となります。
 

しかし、のっから文句を言うのもなんですが、愛華と美涼の 2 人は、話の
 
盛り上がりのピークが起承転結で言う所の承の終わりぐらいできて、後は
 
下っていくだけってのがね…せっかく高いレベルの高い戦闘描写が作れてる
 
わけですから、もう少し戦闘描写を増やして欲しかったですね。逆にそれが
 
話の終盤で出来た優希ルートは少なくとも愛華、美涼の二人よりは、終盤で
 
盛り上がりましたし、シナリオは、愛華と美涼の 2 人よりは、随分マシに
 
まとまっていたと思います。シナリオの問題点は、主人公の鈍感さや伏線
 
回収が出来ていない事や無駄な設定追加とか、共通ルートと個別ルートの
 
言動やテキストの齟齬とか問題点はありますけど、とりあえず キチンと
 
話の終盤に盛り上げる所を作る事と矛盾を感じにくい丁寧なテキスト

 
全ルートでしっかりと出来ていれば、十分に B ぐらいの評価には
 
なるだけのポテンシャルはあったはずなんですけどね。

グラフィック
グラフィックのレベルは高いと思います。ただ、どちらかと言えば、魔法
 
詠唱などの演出のレベルの高さも考慮してこの評価になっています。また
 
各キャラクターそれぞれの決め技のシーンの一枚絵などにも、その演出を
 
上手く使いながらも、一枚絵を丁寧に描いているのではないかと思います。
 
(その丁寧さをシナリオにも欲しかった)あえて、贅沢を言えば、それ
 
以外にもクオリティーの高い一枚絵が欲しかったですが。私のお気に入りの
 
一枚絵は、主人公と美涼の波状攻撃時の一枚絵です。美涼の決め技である
 
天青の氷結鳥(ラーミア)の一枚絵のクオリティーは素晴らしく、好きな
 
一枚絵の 1 つなんですが、その天青の氷結鳥(ラーミア)と主人公との
 
波状攻撃をする一枚絵は、迫力と高いクオリティーを持つ一枚絵でした。

音楽
オープニングの keep your promise は流石にテンションの上がるいい
 
曲だと思います。後は、エンディングの identical air -seven one- も
 
良かったですね。私のお気に入りは magicalformulas ですね。特に優希の
 
個別ルートで終盤に流れた時はテンションが上がりましたね。

キャラクター
まず、ヒロインについてはみんなそこそこ好きです。突き抜けて好きな
 
ヒロインがいないですが、苦手なヒロインもいない感じですね。あえて
 
一番好きなヒロインを決めるとすれば愛華になりますね。こういう守って
 
あげたくなるようなヒロインは割と好きなんで。まあ問題は主人公ですよ。
 
鈍感+頭の悪さ(一応作中で新しい魔法なんかを作ったりしていますけど)
 
この 2 つを持っていている時点で大半の人は魅力を感じないと思います。
 
(私は、主人公を嫌いになる事があまり無いので、この主人公に
 
イライラした事はあっても別にプレイを放棄する程嫌いではないですが)
 
サブキャラについても凛穂とか早乙女に妹の陽葵など魅力的なキャラが
 
いるのにそれを上手く描写しきれてないように思いましたね。特に凛穂と
 
早乙女については凛穂は、戦闘シーンをせっかくならもっと増やしても
 
良かったと思うんですけどね。特に早乙女は、設定を考えれば、もっと
 
活躍する場面があってもいいと思います。全体的な評価はキャラクターの
 
魅力を十分に引き出しきれていないように感じました。それが、もっと
 
出来ていればもう少しいい評価を付けられたんですが。

Hシーン
回想シーンに 4 人のヒロインに各 4 回ずつで、パイズリやフェラなどに
 
加えて 1 シーンとは言え目隠しプレイなんかもありますしエロが薄いって
 
事はないです。ああ、後、全キャラ魔粧状態(戦闘用のコスチュームをの
 
着ている状態)でHシーンも1回ずつはあるんでそっち方面が好きな人も
 
一安心ではないでしょうか

最後に一言
今後恐らく総合力でこれ以下の作品のレビューは載せないと思う。…多分




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