タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間   
あえて無視するキミとの未来
〜Relay broadcast〜  
ALcotハニカム   15〜20 時間  
                                   
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
B(21/30)    (16/20)    B(14/20)    (28/30)    B+(79)      

総評
無理にシリアスをぶち込んだり、主人公の設定をシナリオに活かせなかったりと
 
シナリオ については不満はありますけど、そんな事が、気にならなくなる程に
 
キャラクター同士のやり取り が優れていて、いっぱい笑わせてもらいました。
 
こんなに魅力的なキャラクターが揃っている作品は中々無いです。若干、印象の
 
薄い音楽とシナリオの問題がなければ、名作クラスの評価が出来るゲームだと
 
だけに 非常にもったいなかった ですね。しかし現状でもシナリオの問題に目を
 
つぶれば、魅力的なキャラクター達が織り成す恋愛青春話として十分にオススメ
 
出来る作品となっていると思います。

あらすじとプレイについて
簡単に書くと 自分の持つ未来視と言うべき不思議な力に否定的な放送部員の
 
主人公が転校生のヒロインの1人と出会いその事をきっかけに、部活の仲間を
 
通じて青春を楽しむ話ですかね。
 

総プレイ時間は 15 〜 20 時間で、共通ルートは 1 時間半〜 2 時間ぐらいで
 
個別ルートは 2 時間前後と言った所ですね。攻略順についてはルートロックが
 
掛かっていて最初は南と七凪のどちらかの個別ルートにしか入れません。南と
 
七凪の 2 人の個別ルートをクリア後に、計の個別ルートが解放されて、計の
 
個別ルートをクリア後に爽花の個別ルートが解放されます。それを踏まえての
 
攻略順は 南→七凪→計→爽花 の順番が良いと思います。 南→七凪 と
 
しましたが 七凪→南 でも問題は無いです。

シナリオ
ざっくり言えば 共通ルートは主人公が転校生との出会いをきっかけに放送部で
 
真面目に活動しようとする話で、個別ルートは主人公の過去の話や未来視の話を
 
交えながらヒロインに恋をしたり、仲間たちと青春を楽しむ話…と言った感じです。
 

まず、未来視の設定が一部の個別ルートを除き、 ほとんど意味がなかった のは
 
もう少し考えて欲しい所ですね。ある個別ルートで、かなり久し振りに出てきて
 
「ああ…そう言えば未来視なんて設定もあったな」と思ったりしましたからね。
 
もう少し、全ての個別ルートで未来視の設定を上手く使って欲しかったですね。
 
それ以外は大きな欠点は無いですが、もう少しぐらい、各ヒロインの個別ルートの
 
ボリュームが欲しかった所ですね。もしくはもう 1 つぐらい個別ルートを作って
 
も良かったかもしれませんね。

グラフィック
ここは素晴らしかったですね。全ヒロインを可愛く描けています。特に、七凪の
 
幼少期 の一枚絵は私はロリコンじゃない(と思ってる)ですけど凄まじく可愛い
 
と思います。それ以外にも南先輩や計と流々の子供時代を描写した一枚絵も相当
 
可愛かったですね。私のお気に入りの一枚絵は南先輩がプールの中で微笑んで
 
いる一枚絵ですかね。特にCG鑑賞で見られる差分の 2 枚目は好きですね。

音楽
暗い感じのある 未来が見えても も好きですし、エンディングの 未来は… の
 
ような穏やかな曲も好きですね。また、良い場面に使われていただけに、印象に
 
残っているオープニングの SIGNAL の on piano バージョンはこのゲームの
 
中で一番好きですね。

キャラクター
いろいろと言いたい事も多くありますが、このゲームの一番の魅力は間違いなく
 
キャラクターですね。何と言っても キャラクター同士のグダグダなやり取り
 
魅力の 1 つですね。また、幼馴染である計と流々を筆頭に妹の七凪や部長の
 
南先輩に転校生の爽花、そして主人公とその親友の修二、この放送部員達の
 
やり取りに何度も笑わせてもらいましたね。ヒロインについては、間違いなく
 
一番好きなのはですね。もし、聞かれたら即答で答える程に大好きです。
 
幼馴染で主人公との小芝居と言う名のやり取りも大好きな理由の 1 つですけど
 
最大の魅力は可愛さの中にある 駄目っ子ぶり ですね。特に本人の個別ルートは
 
もう 1 人の幼馴染の流々とのやり取りの中で見せる計の駄目っ子ぶりと可愛さは
 
本当にすごかったですね。この個別ルートは、計だけでなく流々も相当魅力的に
 
描いていて 2 人幼馴染の魅力を最大限に引き出した 本当に素晴らしい物だと
 
思います。ヒロインだけでなくサブキャラも流々を筆頭に、主人公のクラス担任の
 
小豆ちゃんや主人公のクラスメイトの 地味子 御幸 祥子に主人公の親友である
 
修二など、魅力的なキャラクターがたくさんいます。主人公もボケにツッコミに
 
弄られ役と、普段は色々とこなしていますがヒロインのために決めるべき時には
 
キチンと決める事が出来る人間だった事もあり、不快には感じなかったですね。
 
キャラクターの評価としては、ほぼ満点に近く、唯一の欠点としてパロディネタ
 
などがやや、くどく感じる所があると言う事ぐらいでしょうかね。

Hシーン
回想シーンに各ヒロイン 3 回ずつです。全シーンで中出しと外出しがそれぞれ
 
選べます。プレイについては全ヒロインにパイズリがありますけど、そこまで
 
変わったプレイはありませんね。個人的には計のあのシーンは是非とももう少し
 
長い尺でやって更に回想シーンにも入れて欲しかったんですけどね。

最後に一言
流々じゃなくて、私はあえて御幸 祥子の個別ルートを望む!




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