初めに

最初にこれだけは言わせて下さい。
 

エフィは最高の女性キャラクターでした。


では、本題に入る前にいくつか注意点を書きます。まず、私は、エフィが
 
ものすごく 好き なんで、エフィが嫌いな人は速やかに雑記にお戻り下さい。
 
不快な思いをすると思いますので。次に、これは レビュー と呼べる物では
 
ありません。と言うか勢いで私の思いを書いているだけなので、レビューでは
 
なく作品の 感想 と言うのが正しいです。それから、 ネタバレ満載 なので
 
その点についても注意して下さい。また、現在、まだ 1 周しかしていないので
 
とてもやり込んでるとは言えず、一部事実と異なる部分もあるかもしれません。
 
その辺りについてもご理解頂いた上で読んでいただければ幸いです。

総評

一番言いたい事は総評の最後に言うとして。基本的には、良リメイクと言って
 
良いと思います。特に演出に力を入れ、各キャラクター達に大量のボイスを
 
入れる事により、各キャラクター達への思い入れが各段に上がると思います。
 
また各キャラクター達に 濃い 特徴を追加する事によって、良くも悪くも原作より
 
印象に残る 様になっています。後、思ったより原作を忠実に再現しています。
 
流石に天使の指輪の効果は廃止されていましたが、魔戦士→村人による無限
 
ループや多少弱くなりましたが、ワープやリザーブと言った白魔法に魔道の
 
指輪を併用した黒魔法の遠距離攻撃。それから 1 章や 4 章での竜の盾の
 
入手に、盗賊の洞窟に秘密のほこらや迷いの森での経験値稼ぎなど原作でも
 
お世話になった場所も今作でも利用出来るのは嬉しいですね。また、新たに
 
原作では存在しなかった支援会話の強化や完全新要素のミラの歯車と言った
 
システムも上手く機能していました。全体的な欠点としては、せっかく新たに
 
新キャラクターを登場させたのに、その扱いが後半は、ややおざなりになって
 
しまった事と 濃い 特徴を追加された各キャラクター達が人によっては嫌悪感を
 
与えてしまったり原作と違うと言われてしまう所ですね。では、最後にこれだけは
 
言っておきます。 エフィーが無茶苦茶可愛かったです いや、マジで。
 

あらすじとプレイについて

簡単に書くと 幼少期を一緒に過ごした少年と少女が、それぞれの思いと
 
考えを元にバレンシア大陸の平和の目指して突き進んで行く… と言う
 
感じですかね。
 

私は、総プレイ時間 45 時間ぐらいでクリアしましたが、レベルアップや
 
各イベントを全てクリアすると 10 時間ぐらいは追加でかかると思います。
 
追加コンテンツを使用しない事を前提とするならアルムの方は基本的には
 
盗賊のほこらである程度、経験値に稼ぐとストーリーが楽になりますね。
 
セリカの方は 4 章の迷いの森までは良い稼ぎ場所がないのが残念ですね。
 
この辺りも原作に忠実だと思います。ただし今作は、迷いの森での稼ぎが
 
原作ほど効率が良くないのでその点は注意が必要ですね。次に村人たちの
 
クラスチェンジ先ですが、原作では、半ばチートとなっていた魔戦士ですが
 
今作でも多少性能が落ちたとは言え、相変わらずの強さです。戦技と言う形で
 
魔法防御+5 に加えて魔法ダメージ半減ですからね。そして、不遇だった
 
バロンについては、弓ダメージ半減の戦技が追加されましたが、正直な所
 
元々守備力の高いバロンにとっては、そこまでありがたい戦技ではないので
 
結局またしても魔戦士が強いと言う、これまた原作通りとなっていると私は
 
思います。ただ、6 章では広いマップでの戦闘も多くあるので、移動力と
 
広い攻撃範囲をもつボウナイトも悪い選択肢ではないと思います。それと
 
ゴールドナイトは、すでにマチルダと新キャラクターのコンラードに加えて
 
ジークまでいるので必要無いと思います。賢者は覚える黒魔法の関係上
 
クリフ以外は他のキャラクター達より劣ります。と言う訳で、基本的には
 
魔戦士で場合によっては、ボウナイトも良いと言う感じですね。エフィに
 
ついては、深く考えずに私はファルコンナイトにしてレベルアップに結構
 
こだわったので、POWが 255 と言う相当強力なキャラクターになってます。
 
一応、聖女になると強力な白魔法であるアゲインやレスキューなどを覚える
 
らしいですが、私が実際に検証していないので今の段階では、どれが良いと
 
明確な事は言えないですね。現状の結論としては、アルム側はグレイが
 
魔戦士でロビンがボウナイトでクリフが覚える黒魔法の関係で賢者で。
 
セリカ側は、魔戦士→村人のループを使うなら、基本的に最後は魔戦士で
 
魔法防御が高いキャラクター(今作は一応魔法防御が上がるので)の中で
 
1 人ぐらいはボウナイトを選ぶのが良いと思います。これもほぼ原作通り
 
だと思います。ただ今作は、6 章にてアルム軍とセリカ軍が合流します。
 
その上で出撃枠は 10 人のままなので、何人が残るのか?と言う問題も
 
ありますが。私のオススメのキャラクターはクリフですね。レベルアップに
 
ある程度の時間をかければ魔法防御以外は、魔戦士→村人のループ無し
 
でも十分強くなります。その上で魔道の指輪を装備すれば原作並の長い
 
射程で相手を倒します。これは勿論セリカやソニアでも同じ事は十分に
 
できますが、セリカやソニアで高い守備力とHPを確保しながらも他の
 
能力も十分に上げるのが難しい事と、クリフにはアローの黒魔法があり
 
魔道の指輪込みで 5 マス先の敵に強力なダメージを与える事が出来る
 
からと言う理由で私はクリフが良いと思います。

シナリオ

基本的には原作に忠実ですが、新キャラクターが物語の一部に関わって
 
来ます。ただ、中盤はまだしも終盤は新キャラクターの扱いが、やや雑に
 
なっている様に感じました。既存のキャラクター達については各ステージの
 
冒頭や間で、主人公とのやり取りが増えているので、シナリオの理解度が
 
原作よりも上がっていると思います。特にアルムとセリカについては、序盤の
 
幼少期のやり取りやソフィア城での再開の後に 4 章での直接の再開では
 
ないですが、互いの想いを語り合うイベントに加えて 5 章のアルム編での
 
直接の再開のやり取りなどを追加する事で、エピローグでアルムとセリカが
 
結ばれる事に対する違和感が原作よりなくなっています。それと、ソニアと
 
ジュダの 4 章での戦闘シーンでの会話なども新たに追加されている所も
 
良かったと思います。

グラフィック

当然の事ながら、原作よりもクオリティーは上がってます。ただ、一部の
 
キャラクター達に(特にクリフやティータなど)私は違和感を感じましたね。
 
この辺りは、原作をどれぐらいプレイしているかで変わって来ると思います。
 
演出については従来のファイアーエムブレムシリーズよりもこだわっていて
 
アニメーションや探索マップでの作り込みなどもありました。ただ、出来に
 
ついては、ハードの性能の問題もあると思いますが、ずば抜けて優れている
 
とは言えないですね。及第点はつけられる出来ではありますけど。

音楽

曲は原作を上手くリメイクしていると思います。ミラの加護とともに や
 
 解放への勇進 などは懐かしく感じました。後は 絶望の地より や
 
 高慢と誇りと は曲名やその場面に相応しい音楽でしたね。個人的には
 
 神と人の軌跡 が好きですね。出だしは、シリーズ伝統のメロディーで
 
それから変化していく。と言うのが伝統を守りつつ変化への挑戦と言う
 
本作の私のイメージに良く合っていて好きです。

キャラクター

まだ、全キャラクター達の支援会話や記憶の欠片などを見ていないので
 
今後、評価が変わるキャラクターもいるかもしれませんが、間違いなく
 
エフィ より好きになるキャラクターはいないです。断言します。ちょっと
 
ヤンデレが入っていたり、アルムへの依存が高すぎたり、エピローグで
 
アルム以外の男と結ばれる時でも「私が 1 番好きなのはアルムだけど
 
それでもいいの?」と相手に言ったりと、かなり 濃い キャラクターですが
 
本当に 可愛かったです 彼女は基本的にアルムの事しか考えていないと
 
思われがちで実際そうですが、キチンと根気よく接していればアルム以外
 
にも優しく対応する事ができます。その事はシルクとの支援会話の A を見て
 
もらえば分かると思います。ここから、更に彼女の魅力をドンドンと書いて
 
いくと他のキャラクター達が書けなくなってしまうので非常に残念ですが
 
エフィについては、もう 1 つだけ私が好きな点を書いて終わりにします。
 
それはですね。流石に脳みそが溶けるとまではいかなかったですが
 
素晴らしく甘ったるくて悶えそうな(最大級の褒め言葉です)この声は
 
エフィの魅力を更に引き上げる重要な役割を果たしていましたね。さて
 
次にアルムとセリカの 2 人の主人公についてですが、私はこの 2 人の
 
イメージが変わりましたね。原作では、アルムは真面目で勇敢な少年で
 
セリカは優しいながら強い信念を持った少女と言う印象だったんですが
 
アルムは鈍感と女たらし、セリカには天然の属性が追加された様に感じ
 
ました。まあ、アルムの場合はエフィやクレアとの支援会話での印象に
 
でそう感じましたね。セリカは序盤の海賊とのやり取りやコンラートとの
 
会話やアトラスとの支援会話の印象でそう感じましたね。今作は村や町に
 
城や砦での会話や支援会話でのやり取りを、フルボイス化する事によって
 
従来のシリーズよりこれらの会話が強く印象に残る様になったと思います。
 
村や町に城や砦での会話は 3 章でのエフィの会話がやっぱり印象に残って
 
いますね。ある意味 狂気 とも言える会話はすごかったです。支援会話に
 
ついては、セーバーとジェシーとの後の建国の話やクレアとデューテによる
 
兄談義にグレイとロビンの友情などそれぞれの関係が現れていて良かったと
 
思います。恋愛方面の支援会話もメイとボーイの初々しい感じやクレーベと
 
マチルダのバカップルと言っても良いやり取り。ティータとジークの過去に
 
怯えながらも進んでいく姿など、どれも良かったですね。支援会話の中では
 
ペガサス三姉妹のパオラ、カチュア、エスト、の 3 人とアルムとエフィの 2 人の
 
会話が印象に残っています。前者はアカネイア大陸での彼女達のややこしい
 
恋愛事情の一部に踏み入ったりしていましたね。特にパオラとエスト。 2 人の
 
支援会話 A ではもう少しエストが踏み込んでいたらとんでもない事になって
 
しまう所でしたね。ですがエストが踏み込まなかったからこそパオラは本心か
 
どうかは別として、妹のために優しい姉でいられる事が出来たと思います。
 
後者については、支援会話 B までは、依存度と鈍感と軽い狂気が混ざった
 
内容でしたが、支援会話 A では互いの考えや思いを言って 2 人の関係は
 
決着がつきます。でも結局はエフィはアルムが忘れられずにいて、それが
 
エピローグでの内容に繋がっていくんですけどね。まあ、最後はアルムと
 
セリカが結ばれるのは、原作に忠実に作られた作品なので確実だと思って
 
いたんで、アルムとエフィの支援会話 A を見ても「まあ、そうなるよな」 と
 
思っていました。そして、そのままキレイ?な思い出のままエピローグを
 
迎えると思っていたにも関わらず、最後のエピローグでエフィはエフィの
 
ままと言う事が証明されましたね。クレアはちゃんと (妥協して) グレイと
 
結ばれたのにね。個人的にはこのままエフィが病んじゃうとセリカの背後を
 
グサッと いってしまう事になりかねないのでバレンシア大陸の平穏の
 
ためにもアルムは責任をもってエフィを妾か側室辺りに入れるべきだと
 
思います。(結局エフィの事ばっかり書いてましたね)

最後に一言

アルムは責任をもってエフィを幸せにして下さい。本当に。


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